ノイファイミリーの日常、息子の成長など・・・
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お施主さんからの許可がでましたので、
これから少しずつ今の現場が完成するまでの様子を
ご紹介しようと思います。
今回の工事は木造2階建ての全面改修工事。
既に子供さん達も独立されたご夫妻お二人のお住まいです。
まずは本題に入る前に、
この建物のニックネームをご紹介。
「安暖亭 andan-tei」
と、こちらでは呼ばせてもらうことにします。
気持ちが安らいでゆったりとくつろげる、
暖かい空間となりますように・・・という願いを込めて。
「歩くようなゆっくりとしたテンポで」を意味するandante(アンダンテ)
も、もじってみました。
では、さっそく既存の状態の図面と写真をご紹介。
ちまたで言われる「ビフォー・アフター」の、ビフォー状態です。
古い建物で、長いこと使われていなかったこともあり、
かなり荒れています。
建物は、使わないとどんどん痛んでいくんですね。
更に、これから高齢になっていくご夫婦が住まう空間としてみると、
問題点も沢山ありました。
①和室のレベルが450mm程玄関や台所より上がっており、
天井も低く使いずらい。
②狭い建物内を細かく仕切っている為、余計に圧迫感を感じる。
③南側の一番恵まれた部分が玄関と個室になって自然光が入らない。
④キッチンも暗く小さくて使いずらい。
⑤トイレ・浴室も小さく使いずらい。
⑥狭くて急勾配の危険な階段。手摺もなし。
⑦2階の家具の配置のしずらい不便な間取りと邪魔な柱。
⑧2階のトップライトが開閉できず、夏は暑く冬は寒い。
などなど。
ざっとあげただけでもこれだけの問題点がありました。
建物の面積を広げることには限りがあるので、
ある程度決まった範囲の中で、これらの問題をクリアして、
どれだけ快適な家に近づけられるか・・・
お客様との打合せを重ねて、色々と検討していった結果。
出来上がったプランはこのようになりました。
①和室のレベルが450mm程玄関や台所より上がっており、
天井も低く使いずらい。
→和室下に廻っていた布基礎を壊して、一面土間コンクリート敷の上に床を設置。
家全体のレベル差をなくす。
②狭い建物内を細かく仕切っている為、余計に圧迫感を感じる。
→強度に問題の出ない範囲で間仕切り壁撤去。
オープンな間取りに。
③ 南側の一番恵まれた部分が玄関と個室になって自然光が入らない。
→南側にリビングを配置。
一番恵まれた位置に一番長く過ごす場所を。
④ キッチンも暗く小さくて使いずらい。
→キッチンも移設。対面式キッチンで家全体・更には庭も見渡せる位置に。
⑤ トイレ・浴室も小さく使いずらい。
→浴室のサイズを大きく。機能的な配置のパウダールームに。
⑥ 狭くて急勾配の危険な階段。手摺もなし。
→上り下りが楽しくなるような吹抜けを抱いた階段。
心理的負担を軽減しながら、勾配もゆるく上りやすく。勿論手摺も設置。
⑦ 2階の家具の配置のしずらい不便な間取りと邪魔な柱。
→分散された吹抜けを南側にひとまとめにして、2階の部屋を使い易く。
独立柱を抱き込むようにカウンターを設置して、ワークスペースに。
⑧ 2階のトップライトが開閉できず、夏は暑く冬は寒い。
→南北両面屋根につくトップライトは開閉できるものに。
吹抜け天井に換気シーリングも設置して、
風の流れをつくります。
と、こんな風に解決策を考えながら、現場に入りました。
では、これから少しずつ、
この現場がどうやって完成に近づいていくかを、
ご報告していこうかと思います。
これから少しずつ今の現場が完成するまでの様子を
ご紹介しようと思います。
今回の工事は木造2階建ての全面改修工事。
既に子供さん達も独立されたご夫妻お二人のお住まいです。
まずは本題に入る前に、
この建物のニックネームをご紹介。
「安暖亭 andan-tei」
と、こちらでは呼ばせてもらうことにします。
気持ちが安らいでゆったりとくつろげる、
暖かい空間となりますように・・・という願いを込めて。
「歩くようなゆっくりとしたテンポで」を意味するandante(アンダンテ)
も、もじってみました。
では、さっそく既存の状態の図面と写真をご紹介。
ちまたで言われる「ビフォー・アフター」の、ビフォー状態です。
古い建物で、長いこと使われていなかったこともあり、
かなり荒れています。
建物は、使わないとどんどん痛んでいくんですね。
更に、これから高齢になっていくご夫婦が住まう空間としてみると、
問題点も沢山ありました。
①和室のレベルが450mm程玄関や台所より上がっており、
天井も低く使いずらい。
②狭い建物内を細かく仕切っている為、余計に圧迫感を感じる。
③南側の一番恵まれた部分が玄関と個室になって自然光が入らない。
④キッチンも暗く小さくて使いずらい。
⑤トイレ・浴室も小さく使いずらい。
⑥狭くて急勾配の危険な階段。手摺もなし。
⑦2階の家具の配置のしずらい不便な間取りと邪魔な柱。
⑧2階のトップライトが開閉できず、夏は暑く冬は寒い。
などなど。
ざっとあげただけでもこれだけの問題点がありました。
建物の面積を広げることには限りがあるので、
ある程度決まった範囲の中で、これらの問題をクリアして、
どれだけ快適な家に近づけられるか・・・
お客様との打合せを重ねて、色々と検討していった結果。
出来上がったプランはこのようになりました。
①和室のレベルが450mm程玄関や台所より上がっており、
天井も低く使いずらい。
→和室下に廻っていた布基礎を壊して、一面土間コンクリート敷の上に床を設置。
家全体のレベル差をなくす。
②狭い建物内を細かく仕切っている為、余計に圧迫感を感じる。
→強度に問題の出ない範囲で間仕切り壁撤去。
オープンな間取りに。
③ 南側の一番恵まれた部分が玄関と個室になって自然光が入らない。
→南側にリビングを配置。
一番恵まれた位置に一番長く過ごす場所を。
④ キッチンも暗く小さくて使いずらい。
→キッチンも移設。対面式キッチンで家全体・更には庭も見渡せる位置に。
⑤ トイレ・浴室も小さく使いずらい。
→浴室のサイズを大きく。機能的な配置のパウダールームに。
⑥ 狭くて急勾配の危険な階段。手摺もなし。
→上り下りが楽しくなるような吹抜けを抱いた階段。
心理的負担を軽減しながら、勾配もゆるく上りやすく。勿論手摺も設置。
⑦ 2階の家具の配置のしずらい不便な間取りと邪魔な柱。
→分散された吹抜けを南側にひとまとめにして、2階の部屋を使い易く。
独立柱を抱き込むようにカウンターを設置して、ワークスペースに。
⑧ 2階のトップライトが開閉できず、夏は暑く冬は寒い。
→南北両面屋根につくトップライトは開閉できるものに。
吹抜け天井に換気シーリングも設置して、
風の流れをつくります。
と、こんな風に解決策を考えながら、現場に入りました。
では、これから少しずつ、
この現場がどうやって完成に近づいていくかを、
ご報告していこうかと思います。
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プロフィール
HN:
masu
年齢:
55
性別:
女性
誕生日:
1969/09/27
職業:
一級建築士
趣味:
しばらくおあづけ状態ですが、スケッチブック片手にふらふらする一人旅
自己紹介:
世田谷で、夫婦二人の一級建築士事務所をやっています。新築マンションからデザインリフォーム等をはじめ、様々な用途の建築物の設計に携わっています。基本呑気な夫婦で更新ペースもぬるーく、更新内容も仕事に限らずゆるーく、でもていねいに、綴っています。
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お問い合わせ、メールはこちらへ masumka19690927@me.com
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