忍者ブログ
ノイファイミリーの日常、息子の成長など・・・
2024-051 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 prev 04 next 06
20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30 
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

+ + + 最新更新記事はこの記事の下にあります + + +



3月14日に発売されました、Lives VOL.44。



ワタクシたちの自邸兼アトリエがちょこっと掲載されました。

実は、データのやり取りのみで校正チェックなどをしていた為、

実際の仕上がりが手に取るまでわからなかったのですが。

正直申し上げますと、若干写真の画像が暗くなってしまって、

我らのウリである色づかいなどは伝わりずらく感じられて少々残念でした。

でも、こうして記事にしていただけて、家族皆でとても喜んでいます。



よろしかったら、お手に取ってご覧になってみてください。

尚、記事の内容はLivesのサイトの方でもアップされていました■■■

こちらは原稿に近い色で画像もとてもきれいに載っています。



今回はリフォーム特集。

都心の便利な場所に手頃な価格の中古住宅を購入して、

自分たちらしい家をつくるという今回の特集のコンセプトは、

我々も常々もっともっとそのよさを知ってもらいたいと思っているところなので、

こうして雑誌などの媒体で啓蒙活動をしていただけるのは嬉しい限りです。

ちなみに、スタジオノイを実験台にしたスケルトンリフォームの魅力に関しては、

過去の記事でもご紹介しておりますので、

まだご覧になっていない方はこちらをどうぞ。



■中古物件購入に関して ■■■

■リフォームプラン ■■■

■もう一軒買えちゃう見積? ■■■

■切り捨てられなかったアイテムたち ■■■

■機能も大事 ■■■

■家具のお話 ■■■


PR
先週から、少しずつ暖かくなってきたことも作用してか、

色んな理由でちょこちょこと都内を歩き回る日々が続いています。

そんな中、先週はいくつかのアートに触れることも続きました。

まずは情報収集の為にショールーム巡りをしていた途中に、

偶然通りがかって引き込まれていった作家さんの個展で。



銅版画をメインに制作されている、長田恵子さん。

今回の個展では、読んだ本を題材にしたモティーフでの作品が主でしたが、

ファイルされてあった様々な作品も魅力的で、

ついついお茶などいただきながらおしゃべりさせてもらっちゃいました。

ちょっとシュールな表情の登場人物たちがとても魅力的で素敵でした。

思いがけない出会い、発見!という感じで、

街歩きの醍醐味を感じた時間でした。



その翌日の土曜日には、以前お知らせしていたオットの叔父上の個展へ。

今回も魅惑的な作品が沢山並んでいました。

ワタシはJ.コクトーの絵がすきなのですが。

叔父さまの作品もあんな風にインクの雫がぽたりと落ちたところから

線がつながって一つの世界をつくっているようなものもあって、

いくつか「ああ...欲しいな〜!」というものがありました。

でも残念ながら、今回はまたアレン氏の絵本のみでスミマセン。



他のお客様もいらしたので、写真は遠慮させていただいちゃったのですが、

特に妙齢仲間の女性の方々などはぐっとくる絵が沢山ありました。

いつか改めて、叔父さまと何かのかたちでコラボできたら楽しいなと、

そんなこともお話しつつ帰ってきました。



春間近とあって、日に日に活動的になっているワタクシたち。

冬眠もそろそろ終わりかな?!





ここのところ何だかわさわさしていて、

すっかり本人は忘れていたのですが。

オットからのホワイトデーの贈り物がありました。



いつの間にか、Calen夫妻にお願いして用意していてくれたお花のアレンジ。

流石にワタシの好みを知り尽くしているお二人だけあって、

ダイスキなお花ばかりでつくられていて、とってもウレシイ贈り物でした。

トルコ桔梗・ユリ・ヒヤシンス・バラ・チューリップ・アイビー等々、

大人の色合いのグラデーションで素敵です。

やっぱりお花って、人から贈られると嬉しいもんですね。

早速黄緑色の壁の前に置いて、ニヤニヤしながらキッチンでご飯つくってます。

オットよ、息子よ?! そしてCalen夫妻、どうもありがとう!




明日3月14日発売の「Lives」という雑誌に■■■

ワタクシたちの自宅兼アトリエが掲載されることになりました。

「私の部屋自慢」という少々こっぱずかしいコーナーの1ページだけの記事ですが、

よろしかったらお手に取ってご覧になってみてください。

サイトの方にもいずれアップされて、アーカイブとして残っていくと思います■■■

校正用のデータを拝見しましたが、とても奇麗にまとめてくれていました。

さすがプロのライターさん。

短い文章の中に我々のいろんな思いを詰め込んでくださっているなあと、

とっても嬉しくなりました。

明日、実物を手にするのが楽しみです。





相変わらず、毎週欠かさずCalenさん■■■のお店でお花を選んでいる我が家です。

最近お花の写真をアップしていなかったので、

久しぶりに撮ってみました。



どうしても好みで選ぶ色合いは毎回こんな感じになってしまいますな。

黄緑の壁には、やはり補色の紫色のお花がとっても映えます。

すごく素敵な色の、カッコイイ菊を見つけたのでそちらも。



微妙なオレンジと薄茶が混じった色で、

後ろのガラスモザイクや紫の棚とのコントラストがきいてます。

最近は菊もいろんなカタチや色がでていて、選ぶのが楽しいですね。



さて、今日は花粉もたくさん飛んでいそうな天気ですが、

(注:ワタクシはソバージュな原始人の為花粉症とは無縁でございます)

今日は都内をあちこち歩き回ってきます。

何かオモシロい発見があるかな...?!





なんだか、少々慌ただしくしている三月です。

今月は色んな意味でかなり精神的にヘビーな月になりそうですが、

そこまで来ている春に希望を見いだして、元気に乗り切りたいと思います。

そんな中、ちょいと早めの春のご招待状が届きました。



高知在住のオットの叔父上が、昨日から来週16日まで東京で個展を開いています。

「はるの歌」というタイトルの今回の個展。

池袋三越4階のアートギャラリーにて開催とのこと。

ノイファミリーも、

今週末には家族そろって新しい作品たちと叔父上に会いに出かける予定です。

実は我家にも一つだけ作品が飾られているのですが...



オットの実家から、オットが持ち出して来ちゃったものでございます。

いずれ、気に入った一枚を購入させていただけるように、

我々も頑張りたいと心から思っておるのですが、

長〜い目で見ていただいて、もう少々お時間くださいませ...

実は我家で一番の叔父上の作品ファンはアレン氏かもしれません。



0歳の頃から少しずつプレゼントしていただいた絵本たち。

他の絵本は大して興味を示さないくせに、

この絵本達だけには思いっきり食いついてます。

何か彼なりに感じるものがあるのでしょうね。



そんなワケで、久しぶりに家族3人で過ごせる週末。楽しみだな。

この土曜日にはもう一つワクワクのお知らせがあります。

それはまた別の記事にて...







今日は日だまりでは随分春らしさを感じましたね。

我家の森では、コデマリやブルーベリーの新芽がむくむくと芽吹きだしています。



さてそんな春の兆しがちらほらと感じられる中、

今週は息子アレン氏の通う保育園にて進級・卒園お祝い会がありました。

昨年も初めての参加でうるうるしっぱなしでしたが■■■

今年もやはり夫婦でうるうるしながら子供達の成長を見つめてきました。

この日は、一年で一番自分たちが「親」なんだなあと感じる時かもしれません。

普段はいけないと思いつつも、

慌ただしさに流されるように過ごしてしまう子育ての時間や子供からの発信を、

改めてじっくりと

見つめたり受け止めたりすることができる機会のようにも思えます。



一年下のクラスの子供達を見ては、

あんなに小さかったのになあ、

そしてあんなに小さいうちから保育園で子供達は頑張って来たんだなあと、

胸が熱くなり。

今現在の子供達の姿にハラハラしながらも、

その成長に笑みがこぼれ。

一年上のクラスの子供達を見ては、

一年後には息子達もこんなことまでできるようになるのかなあと思いを巡らせ。

クラスメートの兄弟のクラスを見ては、

我が子のようにその生き生きした表情に嬉しくなり。

とにかくずっと胸と目頭が熱いままに時間が過ぎてゆきました。



そして何より、最上級生たちの演目の素晴らしさに純粋に感動して、

最後までドキドキわくわくした数時間でした。

最上級生達が演じたのはミュージカルのCATS。

猫のカツラや衣装まで、工夫を凝らしていて本当にかっこよかったです。

ファンキーだし、キュートだし、ダンスも歌も素晴らしくて、

しかも子供達がみんなキラキラして輝いた表情をしていて、

準備をしてきた先生方は目を赤くしながら一生懸命舞台が進むのを見守っていて、

ずっとこちらまで熱い熱い気持ちのまま子供達の演技にひきこまれていきました。

こんなにセンスよく、一つの舞台を造り上げてしまうことに驚いたとともに、

我が子をこんなに素晴らしい環境におけることに、

ありがたい気持ちでいっぱいになりました。

あの姿を数年後の我が息子に見せられるとしたら、

ワタシら夫婦、尋常じゃあいられません。

一体どうなってしまうのやら...



そんなこんなの感動の子供達の晴れ舞台。

あのオトコも存分に楽しんでおりました。

三匹のぶたの、おおぶたちゃんです。








三月になりましたね。

京都の旅以降、とっても嬉しい知らせが入ったり、

少々ヒヤリとした心配事などが起こったりと、

慌ただしく二月は過ぎ去ってゆきました。



そんな中、昨日から数日間我家はちょいとプチ母子家庭状態です。

オットが実家に帰ってしまった...

(といってもワタシが苛めて帰っちゃったわけじゃぁございませんが!)

ので、ワタクシ初めてのアレン氏と二人きりの夜を過ごしました。

夜になり、ベッドに入ったところで、

「パパがいないとさみしいね〜。えーん!」

とワタシがちょいと泣き真似をしましたところ、

「ママ、パパあしたくるよ〜。

 だいじょうぶ。

 なかないよ」

と、あたまをよしよしとなでてくれました。

お、お、おとこらしぃい〜っ!

数日前からパパがちょっと一人で高知に行っちゃうよと話していたところ、

彼なりに理解してパパの代わりにしっかりせねばと自覚していたようです。

でも、その後二人で枕やクッションを並べて「パパ人形」をベッドの上に作成。

おなかのあたりには一番大きな枕を置いて、メタボ腹も再現。

アレン氏は「パパ、お人形になっちゃったね〜」と言って、

そのパパもどきにひっついたり抱きついたりしながら「すきぃ〜」とやって、

しばらくして二人で眠りに就きましたとさ。

か〜わいいなぁ。

そんな訳で、ここ数日はこのカワイイあれん氏を、

ママが独り占めなのでした。

ふふふ。










突然思い立って出かけた冬の京都の旅。

今回はワタシ達にしては頑張って、

目的の場所は全て足を運ぶという快挙を遂げました。

とはいえ、到着の日にはホテルにチェックイン後まずお昼寝...

相変わらずのんびりペースのぶらり旅で、

夕方お腹が減った頃からのそのそとおでかけです。



先斗町のときめく通りをぶらぶらして、おいしい釜飯でばんごはん。

本格的な活動は、翌日二日目から。

一昨年に出かけた時には通り過ぎてしまった二年坂・三年坂界隈を、

胸きゅんきゅんならしながらてくてくと歩きます。



石畳の坂道、それぞれに趣向を凝らせた門や塀のつくり。

この先に、今回の旅一番の目的地、清水三年坂美術館がありました。

この美術館、中の写真が撮れなかったのが大変残念なのですが、

本当に素晴らしいコレクションの数々でした。

特にワタシは個人的に、並河靖之氏の京七宝に魅了されまくり。

その詳細な手仕事の迫力と大胆で優美かつ類い稀な色彩感覚に言葉も出ず、

時が経つのも忘れてじっとじっと見入ってしまいました。

こんなに沢山の色を使っているのにも関わらず、

その何処にも不快に感ずるような不協和音が存在せず、

どこをとってもうっとりとするバランスのとれた美しさは圧巻です。

是非とも実物を沢山の人たちに見てほしいと感じました。

作品は明治時代につくられたもの。

ほんの100年くらい前の時代のものです。

ヨーロッパの何百年も前からの歴史ある美術品でもないのに、

こんなにセンスのいい粋なデザインを日本人が、

日本人なればこその見事な技巧で実現させているということにまた驚かされ、

本当に感動しました。

今回は休館中とのことで足を運びませんでしたが、

次回京都を訪れる時には絶対に、並河氏の七宝記念館■■■を訪れたいと思います。



さて、その後は茶わん坂へ向かうも今回は誘惑に打ち勝って器を買うでもなく。

ゆば泉というお店で湯葉御膳のお昼をいただいて、

また散策にでかけました。

夕飯前にホテルのお昼寝はかかさずに、

夜は祇園散歩と先斗町でのディナーと精力的に動き回った1日。

この日の万歩計は1万5千歩を超えました。

頑張った〜!ノイファミリー。



最終日はしとしとと小雨降る寒い1日。

そんな中でも一人テンションの高い熱いオトコはソフトクリーム食ってます。



パパのお買い物に付き合って窓の外の雨を眺めつつ、



素敵なお店のミシンで遊ぶオトコにハラハラさせられるママ。



丁寧につくられたシャツを買った後、

バスに揺られて金閣寺へ。



寺社仏閣などにはまだ興味のないオトコを連れ歩くのには、

いろいろとテクニックが必要でして。



錦市場で買った金平糖が妙に気に入ったアレン氏。

250円の「おだまりアイテム」として大活躍でした。



金閣寺の後は龍安寺の石庭へ。

雨に濡れたしっとりとした庭をぼぅっと眺めてしっぽり。

うっとりするような建具のディテールに見とれたりして、



いろんなことを吸収できた散歩でした。



京都には、至るところにいろんなアイディアやヒントがいっぱい詰まっています。

また時間ができたら、

ぷらっと散歩に来ようとおもいます。

急に思い立ってでかけたちょっと長い散歩。

沢山リフレッシュして、また明日からがんばれそう。

いやいや、

がんばらなくっちゃ! ね。











ちょいとお話が前後いたしますが、

先週末はバレンタインデーでございました。

我が家の息子とオット、

男二人にもママからのチョコレートケーキの贈り物がありました。

大満足の顔でもりもり食べるアレン氏。



今のところ、彼がもらえるチョコはママからのみの様子。

いずれ持ちきれないくらいのチョコを頂ける日がやってくるのでしょうかね。

彼にも...

でも、こんなオヤジっぷりじゃぁ、

あまり女の子にはモテないかしらん...



最近の彼。特にイヤイヤモードが爆裂で、

毎日保育園に行くまでの短い時間でさえバトルが繰り広げられています。

ほんのちょっとしたことで気に入らないとふんぞり返って大泣きとか。

だんだん力も強くなって来て、ママも手こずる手こずる。

落着いて、「これがいやだったんだね」とか「こうしたかったんだね」とか、

彼の気持ちを汲み取って代弁してあげながらなだめると、

比較的本人のきもちも落着いてくるようなのですが、

時間がないときや出かける前は、ついついむかっ腹がたってしまったり、

するんですよね〜。

ちょっと甘えたい時期なのかも...と、今日も保育園の先生と話してましたが、

「そうだね。甘えさせてあげて、いいんじゃない?今は」と言われました。

赤ちゃんの頃から比較的手のかからない子だったのもあって、

ママ、あっさりしすぎていたのかも...と少々自省中。

見かけはオヤジでも、まだまだ2歳児だもんね。



長いこと熱く綴ってまいりましたモロッコの旅、ようやく完結いたしました。

思わぬ所でハマって読んでくださった方もいて、

最後までおつきあいいただいてありがとうございました。

あの旅がきっかけで、ワタシの旅もどんどん過激化していって、

その後自転車で単身イタリア縦断だの、

またまた単身フランス風来坊の旅だのと続いていくのですが、

それはまた改めて、別の機会にでもご紹介できればと思います。



少しばかり後日談としてこちらに記しますが、

最後のパリで泊まらせてくれたホテルのオーナースティーブさんですが、

数年後に再び母と一緒にパリを訪れた時に訪ねましたところ、

その1年ほど前にお亡くなりになられたとのことでした。

奥様のタキさんはその後もパリに残って元気に生活されているようでしたが、

その時の滞在ではお会いする機会がありませんでした。

この時、人と人との出会いって本当に一期一会だなと感じました。

ワタシにとってこんなに印象深い鮮明な記憶に残る出会いだったけれど、

その人とはたった一度会っただけで、その後二度と会えなくなってしまう。

そういうことって、本当に沢山あるんだと身をもって感じました。

だからこそ、いろんな人に出会えたことに感謝して、

そしてその人との記憶を大切に心に留めておきたいなとも感じました。

モロッコのモハメド一家も、しばらく手紙や電話でのやりとりが続いていましたが、

ある時から電話が繋がらなくなってしまって、

今は連絡がとれなくなってしまいました。

生きていれば、いつかどこかで再会できる時があるかもしれないけれど。

彼らのことは、ずっとずっとワタシの心の中で大切なモロッコの友人・家族として、

これまでも、そしてこれからも変わらず思い続けていくことと思います。



さて、そんな旅日記を日々紐解きながら、

旅の途中で具合が悪くなったのとリンクして

現在の自分まで風邪ひいたりしてましたが。

突然ながら、明後日からちこっと小さな旅に出てきます。

我が家でまた、

「そうだ、京都、いこう!」

の台詞が飛び交いまして、急に出かけることとなりました。

今回のきっかけは週末のテレビで見た正阿弥勝義の銀細工だったのですが。




彼の作品を展示してある清水三年坂美術館■■■の存在を知り、

これは是非見にいかなければ...ということになりました。

明治の銀工や蒔絵、七宝などがコレクションされている私設美術館。

設立者の方の設立に至る経緯を読んだだけで、魅了されてしまいました。

また、ここに展示されている七宝の並河靖之氏の七宝記念館■■■も、




京の町家づくりで建物も含めて是非見たい!と思ったのですが、

 

こちらは残念ながら3月まで長期休館中でした。

次回は是非とも足を運びたいと思っています。

さて、我が家の新しい旅はどんな珍道中になりますやら...

ちょいとぷらっと、

京都、いってきます。





今私はフランスの中にある、フランスの国外にいる。
もうすぐ私の旅も本当に幕を閉じる。
長いと思っていた2週間。
でも今となってはとても短く感じている。
このたった2週間の間に、私は10年分の人に出会い、10年分の経験をした。
全てがドラマだった。
愛あり、友情あり、家族愛あり、冒険あり……
私がこの2週間で体験したことを、人に伝えるのはとても難しい。
でも、日本に帰ってからの私を見て、誰もが思うだろう。
“彼女は何かをつかんだ!!!”
いつも旅に出る前に、私の期待は不安を覚える程に大きく膨らんでしまう。
これから向かう地は、
どんな所なんだろう?
何があるんだろう?
何に出会うのだろう?
何を見る事ができるのだろう?
そこで私は何を思うのだろう?
たった1人で歩きながら、自分自身と向かい合いながら、
何を感じ、何をつかみ取るのだろう?…
そうやって否応無しに膨らんでいってしまう期待とは裏腹に、
小さな不安も頭をよぎる。
こんなに期待していても、もしかしたらそこは、
何ということもない土地かもしれない。
何も起こらないかもしれない。
何も見つけられないかもしれない。
何も感じることもなく、何も得るものもないまま帰途に着くかもしれない…
だけどそんな不安は、旅立った瞬間に一気に吹き飛んでしまう。
旅はいつも、必ず私に期待以上の物を土産に持たせてくれる。
何も起こらないなんてことはないのだ。
何時も、何処にいたって何かは起こっている。
ただ、それに気付くか気付かないで通り過ぎてしまうかだけの違いなのだ。
私が素晴らしい出会いや経験と思っていても、
それは傍からみればとても他愛のないささいな一節でしかないのかもしれない。
でも、私にとって何か感ずるところがあれば、それは全て私の旅の収穫となる。
これから先の私の人生に於いて、大きな糧となる。
それでいい。
感じる肌を持っていることを確認できただけでも、
まだまだ敏感な心を持っていると再認識できただけでも。
私は何かをつかんだのだ!!

モハメドの風邪は良くなっただろうか。
アリは今日も優しくモハメドにヨーグルトを食べさせてあげていたのだろうか。
メリアンやママ達はもうみんな眠ったのだろうか
いろんな国で、いろんな人が暮らしている。
現実にもがき、苦しみ、そして諦めながら…
それでも尚、人は生きる。自分の人生を全うしようとする。
大きな大きな地球の中で、小さな人間達が生きている。

私は信ずる。
いい心を持とうと心がければ、必ず幸運はやって来る。
そしていい人が集まり、出逢う。
“Good people meets good people”
もしも誰かがモロッコを旅したいと言ったなら、私はすかさず言うだろう。
“それなら、あったかーいハートをお土産に忘れないで…”
そうすれば多分、その人は、モロッコの中でいい人達と出逢い、
いい経験がたくさんできるだろう。
もしも、人を羨んだり、妬んだり、疑ったり、傷つけたりするような人が
あの国を旅すれば、たちまち悪いモロキャン達の餌食となるだろう。
モロッコは、旅は、楽しさと怖さが表裏一体。
決してガイドブックの写真のように、美しいところばかりでもないし、
楽しいことばかりでもない。
それでも私はあの国を、私が旅した国々を愛する。
私が出逢った人々を愛する。

そして私は、再び旅にでるだろう。
旅の終わりは、次の旅の始まり。
幕は下り、そしてまた上がる。

夜明けのように。


                  +fin+





カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
ブログ内検索
アーカイブ
最新コメント
[02/07 taka]
[11/24 春]
[06/18 tomoママ]
[06/15 後藤亜紀]
[04/25 後藤亜紀]
プロフィール
HN:
masu
年齢:
54
性別:
女性
誕生日:
1969/09/27
職業:
一級建築士
趣味:
しばらくおあづけ状態ですが、スケッチブック片手にふらふらする一人旅
自己紹介:
世田谷で、夫婦二人の一級建築士事務所をやっています。新築マンションからデザインリフォーム等をはじめ、様々な用途の建築物の設計に携わっています。基本呑気な夫婦で更新ペースもぬるーく、更新内容も仕事に限らずゆるーく、でもていねいに、綴っています。
mail
お問い合わせ、メールはこちらへ masumka19690927@me.com
バーコード
フリーエリア
"masu" WROTE ALL ARTICLES.
PRODUCED BY SHINOBI.JP @ SAMURAI FACTORY INC.
忍者ブログ [PR]