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ノイファイミリーの日常、息子の成長など・・・
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ちょっと間に話が飛びましたが、

既存のプランと写真をご紹介したアトリエMASU。■■■

今日はそこからどんなプランを作成したかを、ご紹介します。



まず、既存のプランはこんなでした。



70㎡に満たない広さでの、3LDK。

典型的な中廊下型のプランです。

で、ワタシが設計したのがこちらです。



え、部屋が一つ減ってリビングダイニングが広くなっただけ?

結構・・・いや、かなり。平凡。

はい。平凡です。

「自分ち」ですから。

いろいろと商売柄実験を試みた我が家ではありますが、

プランに関して言えば、あまり大きな冒険はしていません。

自分たちのライフスタイルを十分把握した上で、

いちばん気持ちよく感じられるプランにはしました。

でもそうすると、とどのつまりは結局、

「いぢくりまわし過ぎないもの」 が、

やっぱり一番落ち着くんだなって思いました。

それよりも、ひとつひとつの素材感や色のバランスに細部まで気を使い、

更にその「『気を使っていること』を訪れた人に感じさせないこと」に、

配慮してプランと材と色の選定をしました。

なんのこっちゃ?って感じですが。

実はこれって、

日本の様々な伝統的なデザインの、基本のような気がします。

デザインだけでなく、おもてなしの心や、文化の根底にあるようなもの。

そんなことも心に留めつつ、設計を進めていきました。



プランが固まると、

展開図やスケッチをおこして、

更に立体的に色や素材の配分を検証します。



このとおり。

今回のテーマカラーはビビッドな黄緑と、深い深いパープル。

色の組み合わせだけを見ると、モダンな感じがしますが、

そこに木の素地の素材感やラフなガラスモザイクタイルなどで、

やわらかさや自然な感じを織り交ぜて、緩和させています。

最近のマンションのモデルルームなんかを見ても、

実は全然色使いがつまんないんですね。

木材なら明るいメープル・ダークなヴェンゲやウォールナット。

時々赤みのチェリー。 みたいな。

もしくはどこみても白・白・白とか。

ちょっと格好つけて、アルミ素材とガラスとか。

みんなに買ってもらうものだから、万人受けするものが選ばれるのは、

仕方のないことととは思いますが。

家ってもっともっと、色使い・素材使い、楽しんでいいと思います。

勿論、何でも使えばいいってもんじゃないですが。

時々、どうしちゃったの?ってのもありますが。

品よく程よくさりげなく、そして時に大胆に。

そんな色使いを、実現できたらなぁと思って、検討を重ねました。



そうしてできたプランを、業者に見積もってもらいます。

そしてここから、

大きく大きく膨らんだ夢の風船に、

ぷすり~、ぷすり~ と針をさされ、

しゅぅうぅう~!

と萎ませていく作業に入っていくのデス。

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プロフィール
HN:
masu
年齢:
54
性別:
女性
誕生日:
1969/09/27
職業:
一級建築士
趣味:
しばらくおあづけ状態ですが、スケッチブック片手にふらふらする一人旅
自己紹介:
世田谷で、夫婦二人の一級建築士事務所をやっています。新築マンションからデザインリフォーム等をはじめ、様々な用途の建築物の設計に携わっています。基本呑気な夫婦で更新ペースもぬるーく、更新内容も仕事に限らずゆるーく、でもていねいに、綴っています。
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