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ノイファイミリーの日常、息子の成長など・・・
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さて、ここ数日お仕事のご報告が続いておりますが、

少しここでブレイクして、

仕事の合間に出かけて来たKatagami style展と、

その会場である三菱一号館のことでも。



お友達がよかったよ〜!と奨めてくれていたので、

丁度八重洲にお仕事で出かけた帰りに寄り道しました。

見事なレンガ造りの建物が残されています。

道幅も広くて、なんだかちょっと日本を離れたみたいな気分。



中庭に回ると、見事な緑の空間がありました。



この一角は、すごくいいスケール感で居心地の良さ度が高いです。

周囲は高層ビル街だというのを忘れてしまいます。

庭を取り囲むカフェも、気持ち良さそう。

そしていよいよ建物内部に。



もうね、建具オタクと言っても過言ではない私はたまりません。

立派な木のモール枠が回った建具。

天井高さも高いから、迫力と重厚感がすごいです。



この階段で使われている石も本当に綺麗でした。

で、目に入りやすい手摺ももちろんの事、

階段の段の裏側までこんな細工が施されていて、這いつくばって喜ぶ私。



リニューアル工事も、こういった物件は本当にやりがいがあるでしょうね。

トイレのサイン一つも建物全体の雰囲気に合わせてデザインされています。



展示の合間には、こうした抜けスペースがあって、

外の景色を眺めながら緊張をほぐす役割を担っています。

プラン的にも、面白い。



それにしても、一つ一つのディテールがすごい。

こんな木と石の素材の取り合いでモールも入っててこの納まりって...

当時の建築物のレベルの高さに、本当にクラクラします。



裏の階段もこんなにおされ〜。

蹴込みが私のダイスキな透かし柄になっている。



見上げてもなんと綺麗な事か。

勿論展示品たちも素晴らしかったのですが、

それ以前にこの空間自体に本当に魅了されてしまった我ら夫婦でした。



この迫力ある既存建物を前にして、再生する仕事に携わった人たちも

本当に襟を正す感じで向き合われたことでしょうね。

新たな物と古い物が織り混ぜる過程で、違和感なく溶け込ませるバランス感覚って、

結構難しいしセンスも必要かと思いますが、

こういった小さな部分にもその配慮が感じられます。お見事。

さて、今回の展示の方も少しご紹介。

Katagami style展 世界が恋した日本のデザイン■■■



良い子は真似しないでくださいね。

こっそりiPhoneで。



もう、私好みの透かし模様満載で、うっきうきです。

そしてこういったモティーフを、建築で使いたいと思ってしまうまた無茶ぶり。

建具屋泣かせ、ロートアイアン屋泣かせの図面つくっちゃいそうです。

だって本当、素敵!



この菊もなんて粋な柄なんでしょう。

どれも本当に素晴らしいデザインと技。

当時の着物の生地も、今とは違って時間と手間のかけられたもので、

そういうものに触れてきた歴史があるということを、

もっともっと誇りにしてよいと思いました。

なぜか自己評価の低いニッポン人。

確かにいやんなっちゃうような所も沢山ありますけれど、

こういった圧巻の技を見せられると、本当に素晴らしい国だと思います。

またこういった技を、絶やす事なくつなげていくには

我々もまた成熟して使いこなせなくてはならないと感じます。

そんな諸々を感じた充実の午後。

東京駅の赤煉瓦も顔を見せてくれていました。



三菱一号館の建物も、

5/27まで開催中のKatagami Style展も、

共におススメです。


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プロフィール
HN:
masu
年齢:
54
性別:
女性
誕生日:
1969/09/27
職業:
一級建築士
趣味:
しばらくおあづけ状態ですが、スケッチブック片手にふらふらする一人旅
自己紹介:
世田谷で、夫婦二人の一級建築士事務所をやっています。新築マンションからデザインリフォーム等をはじめ、様々な用途の建築物の設計に携わっています。基本呑気な夫婦で更新ペースもぬるーく、更新内容も仕事に限らずゆるーく、でもていねいに、綴っています。
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