ノイファイミリーの日常、息子の成長など・・・
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さて、昨日から続いての「ぶっつけ本番」ネタです。
30歳を目前にして、単身自転車でイタリア縦断の旅に出たワタクシ。
この時も、当時は周囲になんやかんやと助言されました。
「まずは日本の国内で試してみないと無理じゃぁないか?」とか、
「絶対にケツの皮が剥けるぞ!」とか。
でも、なんだかまどろっこしくて(要は面倒くさくて)そんなこともせず。
友人に紹介してもらった自転車屋さんでマウンテンバイクを買い、
その店でパンクの修理と輪行の仕方をその場で教えてもらい。
(用賀にあるBMX RIOというお店。とっても親切な店員さんでした)
それからしばらく仕事が忙しくて輪行の練習をするでもなく、
いきなり飛行機に乗ってイタリア・ローマに到着です。
さすがに宿について初めて分解された自転車を組み立てる時はビビりました。
「果たしてこれを、ちゃんと走れる形にできるのか?ワタシ・・・?」
たった一度教えてもらっただけの記憶をたどりながら試行錯誤しつつ、
どうだったけぇ~?と半べそかきながらも油まみれになって組み立てます。
なんとか無事にチェーンもついて走れる自転車になった時にはニヤ~リ。
それまでの苦労も瞬時に忘れて、「やっぱり何とかなるもんじゃ~ん♪」と
性懲りもなくまたまた自分を過信します。
そうして繰り出した30kmの荷物を積んでの自転車の旅。
別にレースに出るわけでもなし、自分が楽しめることが第一の目的だからと、
一日走行距離を無理のない50kmに想定して宿泊ポイントも選びつつ、
スケジュールを立てて走り出したはよいものの。
一日目の午後には既に自分の愚かさを嘆いていました。
「ななな、なんてことを、やりだしちまったんだよぅ・・・」
でも仕方ありません。自分がやり出しちゃったことなんだから。
そんなワケで、少しずつ色んな運転技術のコツをカラダで覚えながら、
ブレーキやタイヤの調整なんかのやり方もあれこれ試しながら。
何とか旅の最終目的地までは自力で到達することができました。
最後の方には、「絶対に剥けるぞ!」と言われていたケツの皮が剥けるどころか、
日々の自転車こぎのお陰で思いっきりヒップアップ♪
とは言うものの、今となっては見る影もありませんが、
当時の鍛えられたカラダと夏の光を吸収しまくった焼けた肌は見事なものでした。
いい表情で映っている写真も、たくさんあります。
脳裏に焼きついている美しい風景も。
出会って応援してくれた人たちの優しい笑顔の記憶も。
そうして、やり遂げた自分自身も。
あれをやったからといって直接今役立っていることは、
何一つないと言ってもいいくらいです。
でも、ワタシにとっては、
何にも変えがたい素晴らしい経験だったことに間違いありません。
そういうエピソードが少しでもたくさんあるって、
とってもシアワセなことだなと思います。
その後、イタリアで暮らしたことも、帰国してから独立開業したことも、
本当に勢いと成り行きまかせなところが殆どでした。
でも不思議なことに、
これまで「やってきたこと」で後悔をしたことは一つもありません。
「やらなきゃよかった」ってことがないってことは、
多分「やってよかったんだ」って思います。
そこから初めて、その先が見えることもたくさんあったし。
更に深い迷宮に迷い込んだこともあったけれど・・・まぁそれもご愛嬌。
勿論、これらは全て自分ひとりではできないこと。
周囲の理解と応援があってこそ、ここまでいろんなことがやれました。
忘れちゃいけない、感謝のキモチ。
何しろこれだけ破天荒・無鉄砲・はちゃめちゃで計画性のない行動を、
次から次へと繰り返す娘を持ったら、
親の心配たるや相当なもんだったと思います。
でもいつもワタシの親(特に母)は、「アナタを信じているから」というだけで、
ただただワタシの行動を見守り続けてきてくれました。
時に笑い、時に涙しながら。
そしていつも絶対に愛してくれながら。
まぁ、実際はいろいろやらかしている娘がまた新たなネタを提供してくれた!
と、面白がっていたところもあったとは思いますが。
それでもよくぞここまで何も言わずに見守っていてくれたなぁと思います。
特に、一時は自分で蒔いた種とはいえ、
「あぁ、今日も生きていたな」
となんとか意識することができて一日を終えるのがやっとの時期もありました。
そんな中で、「世界中で自分の親だけは、絶対に自分を信じて愛してくれている」
ということが、どれ程の力になったか知れません。
今自分が親の立場になって、同じような育て方を自分の子供にできるのかどうか?
ふと、考えます。
「自分が親になって初めて、親のありがたみを感じるよ」
若かりし頃、本当にたくさんのオトナ達に言われましたっけ。
これから先更に、それを痛感することが増えてくるかも知れません。
でも、やっぱりワタシもワタシの親のように、
彼を育てていくのかな。
だって今の自分、好きだから。
息子よ、どんとかかってこい!
30歳を目前にして、単身自転車でイタリア縦断の旅に出たワタクシ。
この時も、当時は周囲になんやかんやと助言されました。
「まずは日本の国内で試してみないと無理じゃぁないか?」とか、
「絶対にケツの皮が剥けるぞ!」とか。
でも、なんだかまどろっこしくて(要は面倒くさくて)そんなこともせず。
友人に紹介してもらった自転車屋さんでマウンテンバイクを買い、
その店でパンクの修理と輪行の仕方をその場で教えてもらい。
(用賀にあるBMX RIOというお店。とっても親切な店員さんでした)
それからしばらく仕事が忙しくて輪行の練習をするでもなく、
いきなり飛行機に乗ってイタリア・ローマに到着です。
さすがに宿について初めて分解された自転車を組み立てる時はビビりました。
「果たしてこれを、ちゃんと走れる形にできるのか?ワタシ・・・?」
たった一度教えてもらっただけの記憶をたどりながら試行錯誤しつつ、
どうだったけぇ~?と半べそかきながらも油まみれになって組み立てます。
なんとか無事にチェーンもついて走れる自転車になった時にはニヤ~リ。
それまでの苦労も瞬時に忘れて、「やっぱり何とかなるもんじゃ~ん♪」と
性懲りもなくまたまた自分を過信します。
そうして繰り出した30kmの荷物を積んでの自転車の旅。
別にレースに出るわけでもなし、自分が楽しめることが第一の目的だからと、
一日走行距離を無理のない50kmに想定して宿泊ポイントも選びつつ、
スケジュールを立てて走り出したはよいものの。
一日目の午後には既に自分の愚かさを嘆いていました。
「ななな、なんてことを、やりだしちまったんだよぅ・・・」
でも仕方ありません。自分がやり出しちゃったことなんだから。
そんなワケで、少しずつ色んな運転技術のコツをカラダで覚えながら、
ブレーキやタイヤの調整なんかのやり方もあれこれ試しながら。
何とか旅の最終目的地までは自力で到達することができました。
最後の方には、「絶対に剥けるぞ!」と言われていたケツの皮が剥けるどころか、
日々の自転車こぎのお陰で思いっきりヒップアップ♪
とは言うものの、今となっては見る影もありませんが、
当時の鍛えられたカラダと夏の光を吸収しまくった焼けた肌は見事なものでした。
いい表情で映っている写真も、たくさんあります。
脳裏に焼きついている美しい風景も。
出会って応援してくれた人たちの優しい笑顔の記憶も。
そうして、やり遂げた自分自身も。
あれをやったからといって直接今役立っていることは、
何一つないと言ってもいいくらいです。
でも、ワタシにとっては、
何にも変えがたい素晴らしい経験だったことに間違いありません。
そういうエピソードが少しでもたくさんあるって、
とってもシアワセなことだなと思います。
その後、イタリアで暮らしたことも、帰国してから独立開業したことも、
本当に勢いと成り行きまかせなところが殆どでした。
でも不思議なことに、
これまで「やってきたこと」で後悔をしたことは一つもありません。
「やらなきゃよかった」ってことがないってことは、
多分「やってよかったんだ」って思います。
そこから初めて、その先が見えることもたくさんあったし。
更に深い迷宮に迷い込んだこともあったけれど・・・まぁそれもご愛嬌。
勿論、これらは全て自分ひとりではできないこと。
周囲の理解と応援があってこそ、ここまでいろんなことがやれました。
忘れちゃいけない、感謝のキモチ。
何しろこれだけ破天荒・無鉄砲・はちゃめちゃで計画性のない行動を、
次から次へと繰り返す娘を持ったら、
親の心配たるや相当なもんだったと思います。
でもいつもワタシの親(特に母)は、「アナタを信じているから」というだけで、
ただただワタシの行動を見守り続けてきてくれました。
時に笑い、時に涙しながら。
そしていつも絶対に愛してくれながら。
まぁ、実際はいろいろやらかしている娘がまた新たなネタを提供してくれた!
と、面白がっていたところもあったとは思いますが。
それでもよくぞここまで何も言わずに見守っていてくれたなぁと思います。
特に、一時は自分で蒔いた種とはいえ、
「あぁ、今日も生きていたな」
となんとか意識することができて一日を終えるのがやっとの時期もありました。
そんな中で、「世界中で自分の親だけは、絶対に自分を信じて愛してくれている」
ということが、どれ程の力になったか知れません。
今自分が親の立場になって、同じような育て方を自分の子供にできるのかどうか?
ふと、考えます。
「自分が親になって初めて、親のありがたみを感じるよ」
若かりし頃、本当にたくさんのオトナ達に言われましたっけ。
これから先更に、それを痛感することが増えてくるかも知れません。
でも、やっぱりワタシもワタシの親のように、
彼を育てていくのかな。
だって今の自分、好きだから。
息子よ、どんとかかってこい!
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HN:
masu
年齢:
55
性別:
女性
誕生日:
1969/09/27
職業:
一級建築士
趣味:
しばらくおあづけ状態ですが、スケッチブック片手にふらふらする一人旅
自己紹介:
世田谷で、夫婦二人の一級建築士事務所をやっています。新築マンションからデザインリフォーム等をはじめ、様々な用途の建築物の設計に携わっています。基本呑気な夫婦で更新ペースもぬるーく、更新内容も仕事に限らずゆるーく、でもていねいに、綴っています。
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お問い合わせ、メールはこちらへ masumka19690927@me.com
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