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ノイファイミリーの日常、息子の成長など・・・
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ここ数ヶ月、熱を出すこともなく順調に保育園ライフを送っていた息子。

がしかし、とうとう陥りました。この状況。 マンマ・ミーア!

数日前の深夜、突然頭に冷たい感触が降りかかったので目が覚めると、

息子が私の頭上で嘔吐。

バスタオルで処理をして、着替えさせて汚れ物を洗って・・・

と片付けているうちにまた。

これはもしや「嘔吐下痢症」か?

最初に目覚めて時計を見たのが午前2時。

その日は朝5時に起きて仕事をしようと思っていたけれど、

このまま眠ってしまったら絶対に起きられそうにないと判断して、

結局そのまま眠らず残っていた仕事を片付けつつ、

数時間毎に起こる息子の嘔吐処理をして夜を明かしました。

朝、終えた仕事をメールで送り、夫を送り出し、さて・・・と思ったところで予想通り。

今度はひっきりなしの下痢が始まった息子。

何度もオムツを換え、着替えさせ、洗濯し、そしてまた振り出しに戻り。

あまりにお尻がかわいそうなのでそのまま風呂場に運んでお湯で洗ってあげて、

そしてまた直に漂うすっぱい香り。あわわわわ。

合間を見てなんとか息子を外に連れ出し病院へ。

予想通りの診察で、その場で座薬を入れてもらい、薬をもらって家に戻りました。

一週間は下痢が続くらしいです。かわいそうに・・・



と、言っていたワタシも移ったらしく、金曜の夜から吐き気と下痢。

そのフォローをしていた夫も終に土曜の夜にダウン。

3人全滅の週末を送っていた我が家。ようやく少しずつ復活の兆しです。



本人は狙ってるわけじゃぁ当然ないのですが、

ちょうど仕事が立て込んでいる時や忙しい時期に、

子供が体調を崩すことってホントによくあります。

今回はワタシの母にまたまた大活躍してもらいました。

大して近い距離でもないのに、

マメに通ってあれこれ世話をしてくれるばぁばに感謝です。



この数日間ですっかりムチムチお肉が影を潜めて、あのふてぶてしさもどこへやら。

しおらしく、ちょっと可愛いらしくなったアレン氏です。

でもまぁむっちムチでもいいから、

給食のおかわりチェックに余念のない食欲モリモリオトコに、

早くもどってくださいな。



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長かった大規模修繕工事。

ようやく終わりが見えてきました。

南面にかかっていた足場も撤去され、

我が家の森のこどもたちも一部バルコニーに戻ってまいりました。

いやはやあやうく後もう少しで、

ワタシかな~り精神的にヤバかったです。緑禁断症状で。

閉塞的な環境に耐えられないことに加えて、窓の外に緑がない生活って、

ほんっとうにありえないくらい味気ないんです。

室内にお花を活けたりしていましたが、

やっぱり窓外の風景は我々の暮らしにはなくてはならない必需品だと、

改めて感じました。



さて、実は工事中のハプニングでピンチに立たされた我が家の巨大トネリコ。

あまりに育ちすぎて一時避難用の鉢では支えきれなくなり、

強風に煽られて転倒し、大事な鉢も割れてしまいました。

それはそれで大変なショックだったのですが、

その後裸にしておいたら直に枯れてしまうということで、

なんと1階の植栽やさんのお父さんが、

親切にもこの子の避難用のプラントボックスを急遽作ってくださったのです。



約550□の大型プランター。

中にはふっかふかの土まで入れて、大事に保管しておいてくれていました。

本当に、ワタシ達の周囲には植物に関わるお仕事されている人が多いのですが、

やっぱり生き物を扱っている人たちって、気持ちがあったかいです。

思わぬところでバージョンアップしてしまった巨大トネリコ。

これからも大事に我が家で一緒に暮らしていきます。



室内にはお花たち。



先週のお花に付け足して、こちらもまだまだ元気です。



こうしてワタシの快適お仕事環境はまた整いつつあります。

デモ、かえってまったりしすぎそうでヤバイです。

木々やお花を眺めて現実逃避ばっかりしてないで、

頑張りま~す!

ちょっとここのところ、仕事に追われる日々が続いています。

さすがに先月遊びネタばかり増やしていたツケが回ってきたのか、

あと一週間程慌ただしい生活です。



とはいえ、保育園に預けられない休日は息子に傅く時間。

溜まった家事も分担しながら片付けて、エネルギー有り余るオトコを連れて、

ちょこっと出かけました。

仕事仲間の手がけた物件が完成したので見学会へ。

途中の緑道を、これまたぶっちぎって駆け抜けるオトコ一名。

そうして突然ばたり!と地面に突っ伏します。



彼が転んで泣いたところって、実は殆ど見たことがありません。

親の意向どおり、打たれ強く育っていってくれているのでしょうか?

気取るポーズもだんだん板についてきました。



最近ママが頭をかかえているのは、このオトコの処世術です。

誤ってママの顔をぶっちゃって「痛~~~いっ!!」なんて抗議すると、

途端に顔を近づけて「ちゅぅ☆」しやがります。

奴が「やばい!」「雲行きがあやしい!」「怒られる気配・・・」と感じると、

まずはそれです。

一体どこでそんな技を身につけたのでしょうか。

段々「ちゅう☆」の仕方がこ慣れてきたことも無性に鼻につきます。

そんな手にのるものか!と思いながらも、

ついついちゅぅしている自分にも腹がたちます。

まぁ、それでも怒られるときは怒られているのですが・・・



現場見学会では相変わらず室内をくまなくチェックしていたアレン氏。



特にスイッチ関係は念入りに動作確認していました。

ウォシュレットのボタンや手が届く範囲の収納扉の開け閉めとか。

さすがに生後1ヶ月から軽トラに乗って現場に来ていただけあります。



こうして初冬の休日は、また過ぎて行ったのでした。

さて、年末まであとちょっと。

気合入れて頑張りま~す!

いよいよ本格的に寒くなってきましたね。

我が家も冬支度です。

灯油の高騰に涙しながらも、やっぱり今年も出しました。

達磨ストーブ。



燃料コストの高さだけでなく、

小さな子供がいる家庭としては、常識から外れているとは思いますが、

やはりどうしても、この炎の魅力とエアコンでは得られない種類の暖かさが、

優先順位としては勝ってこの行為に及んでいます。

毎回火を入れるときに、あれんたんを抱っこしながら耳元で繰り返します。

「あちちだからね。さわったら、あちちでいたいいたいだからね」

「あれんがいたいいたいになったら、ママもパパもいたいいたいだからね」

勿論火を入れている間は彼から目を離すことはありませんが、

不思議なことに自ら触ったり近づいたりすることはないようです。

保育園から帰ってくると、二人でストーブの炎の前に座って絵本を読むのが、

今のワタシ達のお気に入り。

あったかいんだもんね。

欲を言えば、暖炉や薪ストーブや火鉢なんかで、

ぱちぱちと火の燃える音を聞きながら冬の時を過ごすのが憧れではありますが、

都心のマンション暮らしにはなかなか難しい現実。

それでも、ゆらゆらと揺れる炎を眺めながら暖をとるのは、

ささやかながらも贅沢な気持ちになれます。



だがしかし。

恐怖の乾燥シーズン到来で、妙齢のワタシのお肌もカッサカサ!

潤い補給も欠かせません。

子供がいなかった時期は、ストーブの上にやかんを置いて加湿していましたが、

さすがにそれは取り返しのつかない事故にもつながるので今年は別の方法で。

いくつかあった加湿器候補の中で、やっぱり我が家はこれになりました■■■



水と炎。

我が家の「白い冬支度」も完了です。
冬の散歩。

いつもの花屋さん■■■で見つけた冬のリース。

どれもかわいくて選べない!

あれこれ迷ってようやく決定。



だいじにだいじにお持ち帰り。



バラのかたちのまつぼっくり。



個性ゆたかな自然のかたちにうっとり。

手づくりのオリジナルリース■■■

我が家のクリスマスを彩ります。



あれんたんは、頭にかぶっていましたが・・・




先日少し写真でご紹介したS邸。

クリーニングも済んで、若干残工事があるものの大方は完了。

では、まだ電気工事等残っておりますが、本日ご紹介致します。

まずは念のため、プランをもう一度。



今回工事では、予算の関係で図面左側のグレーの部分は手をつけませんでした。

将来的にはここを貸室として手を入れて使う予定ですが、しばらくはこのまま。

でも、お蔭でお施主さんが工事中の仮住まいを新たに借りる必要もなくなり、

工事の経過を日々身近で見ながら生活することができました。

大々的なリフォーム工事の場合、この仮住まいの確保も大きいです。



それでは玄関扉を開けて中に入ります。

貸室との共用廊下の正面が内玄関です。



扉の奥は、ダークグレーのシックな空間。



ひょうきんな顔をした猫の置物がお出迎え。



おや、もう一匹。

お施主さんたちがかわいがっている猫ちゃんです。

廊下は両壁面ともダークグレーの壁紙。



狭い空間をより引き締めて、穴倉を通り抜けるように奥に進みます。

ちょっと茶室っぽい演出の仕方ですね。

そして廊下の壁紙が連続して続く壁面に導かれるように、



リビング・ダイニングに足を踏み入れます。



この壁を、ウェルカム・ウォールと名付けました。

天井にはユニバーサル型(角度調節可能)のダウンライトが仕込まれており、

壁面とそこに飾る絵画等をライトアップできるようにしています。



そうしてダークな世界から、



そう。ぱっと開ける明るい白の空間が鮮やかに広がります。

このメリハリによって、訪れた人もちょっとしたサプライズを感じられる演出です。

こういう抽象的でメンタルな部分に訴えかけるしかけを仕込むと、

住空間もぐっとドラマティックになります。

インテリア上級者っぽいこだわりですね。でも、それだけではないのです。

今回はフローリングも建具も既製品の白を使用しました。

白は部屋が広くも感じられるし、

家具なども合わせやすいということで非常に便利な色ではありますが、

床・壁・天井全てが白・・・だと、病院みたいな寒々しい空間になることも多いです。

そこにこうした色モノを使用すると、

それが例えダークな今回の様な色のクロスであっても、

がぜん空間の温かみが増すのです。

上手くいえないのですが。

人間らしい空間になるというか、血が通った空間になるというか。

どうしてもワタシが手がけるものは、そういった人肌のぬくもりみたいなものが、

入り込んでしまいますね。

それを気に入ってくださるお施主さんがいてこそ、実現することではありますが。



さて、リビング・ダイニングに一体化されたキッチンの方ですが、



こちらはこの通り、非常にシンプルなものです。

設備はコストを抑える為にできるだけ他のインテリアと喧嘩にならないもので、

かつ、値引率のいいものを優先的に選びました。

スペースにも限りがあるので、幅も1800mmという決して大きくないサイズ。

それでも一ひねり、二ひねり。

白のシンプルなキッチンに、

ダークグレーのグラニット調のキッチンパネルを合わせたおかげで、

ぐっと高級感も増しました。

更に狭い空間を最大限活用して、

キッチンカウンター横にコンセント内臓の棚があります。



同じキッチンパネルで仕上げてあり、水がかりの部分でも安心です。

ここには炊飯器やトースターなど、

キッチンで使用するちょっとした電化製品が置けるようになっています。

こういうちょっとした事で、狭い空間もぐっと使い勝手がよくなります。



それでは、リビングダイニングの奥に位置する寝室へ。



ここはまたダークグレーの柄クロスが壁面と天井の一部まで覆っています。

寝室なので、色に包まれるような安心感を感じられる設えです。

ここまで濃いクロスですが、他の建具やフローリングが白系なので、

暗すぎることもなくバランスが取れた空間になっています。

まだ残工事が残っているので、引渡しはまだもう少し先なのですが、

既に窓辺の棚にはお施主さんのCDが「待ちきれない!」とでもいうように、

綺麗にレイアウトされてディスプレイされていました。

既に彼女がこの家での生活を楽しみ始めていることが感じられて、

設計者としてのワタシも、とっても嬉しかったです。

こういうことが、この仕事をしていて一番のご褒美なんですね。



片付けるべきものは片付けて、飾るべきものは美しく飾る。

この家が出来上がったら、あそこにあれを置いて、ココにはこれを飾って・・・

そうやって色んな思いを廻らせて、楽しんで、ずっと大切に使い続けてくれること。

これが出来る人は、本当の意味で「家を愉しむ」ことができる人だと思います。



こうしてコントラストの効いたこの家のデザインは、

ワタシ達つくる人側からバトンを託されて、

ここで暮らす人によって、これから益々進化していくことと思います。



お手洗も、ここだけクロスの柄を変えましたが、

全体の雰囲気にあっていました。



「用を足す場所」だけでない捉え方をされた飾り棚。

ここも既に色づけが始まっていました。



+ + + + + + + + + +



さて、今回のS邸も、また以前ご紹介したCalen邸■■■もそうでしたが、

内装材や設備機器等は、

非常に一般的なメーカーの、一般的なグレードのものを使用しています。

勿論それぞれに住まいに対するこだわりや思い入れが深い方々だったので、

ある一定レベルのグレード以下には落とさないように選んでいますが、

かといって目が飛び出るくらいのビックリ価格の輸入物とかも

特に使用はしていません。

当然コストも一般的。

決して「安い」わけではないですが、常識的なコストです。

でも、それぞれにそこで暮らす人たちの個性や趣向が反映されて、

ぐっと雰囲気のある内部空間ができあがりました。

住人の匂いがなんとなく感じられる空間になっていると思います。

このように、数あるカタログやサンプルたちの中で、

どんなものに目が留まり、どんなものを選んでいくか。

その違いによってだけでも、限りなく可能性は広がって、

完成後の空間の魅力も大きく変わってきます。



ワタシ達のお仕事は、

そんな方々の夢や希望を引き出しつつ、

(どんなテイストを好んでいるか、どんな家に住みたいかを外さずに把握して)

ひとつひとつ彼らの望むものに近づけるように道案内をしながら、

(彼らの好みの素材や機器類を

コストも考慮しながらもセンスよくピックアップして提示して)

更に全体的なバランスが崩れたりちぐはぐになってしまったりしないように、

軌道修正をしていくような感じです。



でも、最終的に「これ!」と思うものを選ぶのはお客様次第。

なのでやっぱり暮らす方々自身が「何を選択するか?」

そして「この空間をカッコよく使いこなす・住みこなすぞ!」という

心意気と勇気、思い切りのよさがあってこそ、実現できるものなのだと思います。











さて、昨日から続いての「ぶっつけ本番」ネタです。



30歳を目前にして、単身自転車でイタリア縦断の旅に出たワタクシ。

この時も、当時は周囲になんやかんやと助言されました。

「まずは日本の国内で試してみないと無理じゃぁないか?」とか、

「絶対にケツの皮が剥けるぞ!」とか。

でも、なんだかまどろっこしくて(要は面倒くさくて)そんなこともせず。

友人に紹介してもらった自転車屋さんでマウンテンバイクを買い、

その店でパンクの修理と輪行の仕方をその場で教えてもらい。

(用賀にあるBMX RIOというお店。とっても親切な店員さんでした)

それからしばらく仕事が忙しくて輪行の練習をするでもなく、

いきなり飛行機に乗ってイタリア・ローマに到着です。

さすがに宿について初めて分解された自転車を組み立てる時はビビりました。

「果たしてこれを、ちゃんと走れる形にできるのか?ワタシ・・・?」

たった一度教えてもらっただけの記憶をたどりながら試行錯誤しつつ、

どうだったけぇ~?と半べそかきながらも油まみれになって組み立てます。

なんとか無事にチェーンもついて走れる自転車になった時にはニヤ~リ。

それまでの苦労も瞬時に忘れて、「やっぱり何とかなるもんじゃ~ん♪」と

性懲りもなくまたまた自分を過信します。

そうして繰り出した30kmの荷物を積んでの自転車の旅。

別にレースに出るわけでもなし、自分が楽しめることが第一の目的だからと、

一日走行距離を無理のない50kmに想定して宿泊ポイントも選びつつ、

スケジュールを立てて走り出したはよいものの。

一日目の午後には既に自分の愚かさを嘆いていました。

「ななな、なんてことを、やりだしちまったんだよぅ・・・」

でも仕方ありません。自分がやり出しちゃったことなんだから。

そんなワケで、少しずつ色んな運転技術のコツをカラダで覚えながら、

ブレーキやタイヤの調整なんかのやり方もあれこれ試しながら。

何とか旅の最終目的地までは自力で到達することができました。

最後の方には、「絶対に剥けるぞ!」と言われていたケツの皮が剥けるどころか、

日々の自転車こぎのお陰で思いっきりヒップアップ♪

とは言うものの、今となっては見る影もありませんが、

当時の鍛えられたカラダと夏の光を吸収しまくった焼けた肌は見事なものでした。

いい表情で映っている写真も、たくさんあります。

脳裏に焼きついている美しい風景も。

出会って応援してくれた人たちの優しい笑顔の記憶も。

そうして、やり遂げた自分自身も。

あれをやったからといって直接今役立っていることは、

何一つないと言ってもいいくらいです。

でも、ワタシにとっては、

何にも変えがたい素晴らしい経験だったことに間違いありません。

そういうエピソードが少しでもたくさんあるって、

とってもシアワセなことだなと思います。



その後、イタリアで暮らしたことも、帰国してから独立開業したことも、

本当に勢いと成り行きまかせなところが殆どでした。

でも不思議なことに、

これまで「やってきたこと」で後悔をしたことは一つもありません。

「やらなきゃよかった」ってことがないってことは、

多分「やってよかったんだ」って思います。

そこから初めて、その先が見えることもたくさんあったし。

更に深い迷宮に迷い込んだこともあったけれど・・・まぁそれもご愛嬌。

勿論、これらは全て自分ひとりではできないこと。

周囲の理解と応援があってこそ、ここまでいろんなことがやれました。

忘れちゃいけない、感謝のキモチ。

何しろこれだけ破天荒・無鉄砲・はちゃめちゃで計画性のない行動を、

次から次へと繰り返す娘を持ったら、

親の心配たるや相当なもんだったと思います。

でもいつもワタシの親(特に母)は、「アナタを信じているから」というだけで、

ただただワタシの行動を見守り続けてきてくれました。

時に笑い、時に涙しながら。

そしていつも絶対に愛してくれながら。

まぁ、実際はいろいろやらかしている娘がまた新たなネタを提供してくれた!

と、面白がっていたところもあったとは思いますが。

それでもよくぞここまで何も言わずに見守っていてくれたなぁと思います。

特に、一時は自分で蒔いた種とはいえ、

「あぁ、今日も生きていたな」

となんとか意識することができて一日を終えるのがやっとの時期もありました。

そんな中で、「世界中で自分の親だけは、絶対に自分を信じて愛してくれている」

ということが、どれ程の力になったか知れません。

今自分が親の立場になって、同じような育て方を自分の子供にできるのかどうか?

ふと、考えます。

「自分が親になって初めて、親のありがたみを感じるよ」

若かりし頃、本当にたくさんのオトナ達に言われましたっけ。

これから先更に、それを痛感することが増えてくるかも知れません。

でも、やっぱりワタシもワタシの親のように、

彼を育てていくのかな。



だって今の自分、好きだから。

息子よ、どんとかかってこい!




遊びすぎの反動で仕事に追われる日々が始まってます。

楽しく写真を撮ってアップする時間もないここ数日なので、

ここいらで少々、自分語りをさせていただきます。



そろそろお気づきの方も多いかもしれませんけれども、

ワタクシ自慢じゃぁございませんが、

コツコツと下準備をして計画的に物事を進めることが大のニガテです。

これまで様々な事に挑戦して比較的器用にそこそこまでこなしてきましたが、

そこから先更に追及して研究を重ねて・・・というところまではなかなか到達しません。

なにしろこらえ性がないものですから。

かろうじて今の仕事に関しては生活もかかっているので長いこと続けておりますが、

それ以外の事に関しては、経験の幅は広いもののどれも「それなり」止まりです。



まず、「机に向かった勉強」がキライ。

人に教えてもらって勉強したのは、

OLを辞めてこの仕事に就くための専門学校に行った時まで。

既に15年近くも前のことになります。

そこから先の方が自分の経験の幅自体は比べ物にならないくらいに広いのですが、

どれもこれも自己流・ぶっつけ本番・一か八か・鍛冶場の馬鹿力・・・

で、すれっすれのところでクリアしてきたものばかりです。

やりだしてから始めたことの大きさに気付くことも、

そしてそれを知って嘆くことも多々ありました。

でも、今思い返せば知らなかったからこそ思い切りできたことや、

躊躇することなく飛び込めたことなどもたくさんあります。

どちらが良いとは言えませんが。

人間て、出来ないと思っていることも、

意外とやりだしたらなんとかなっちゃうことも多いです。

悩み、迷う時間も必要な時も勿論ありますが、

結局迷っている間って物事はそこで停滞して止まっているので、

何もしていないのと同じこと。

やってみなきゃわからないことの方が多かったりもするので、

例え無謀だといわれても飛び込んでみることには、

それなりの意義はあるとワタシは思っています。



いくつかワタシがこれまでに

ぶっつけ本番「えいやっ!」でクリアしてきたハードルを羅列してみると・・・

■Illustrator・photoshop・CAD・CG作成ソフトたちのマスターから、

そのスキルを仕事に結びつけるまで

■インテリアコーディネーター・建築士の資格

■フランス語・その後のイタリア語

■自転車の旅・リンコー

■イタリア暮らし

■独立開業

■子育て

とまぁ。その後もごろごろと公私に渡り続いていきます。

それぞれに、それぞれのエピソードがあり止むに止まれぬ状況から、

一つ一つクリアしていったものだったりもします。



例えばイラレのソフトの使い方を覚えざるを得なかったときなんかは、

たまたま仕事のお使いでデータを他の事務所に届けに行っただけなのです。

届けたCADデータを元にして、そこから先のスキルがなかった自社の代わりに、

プレゼン用の資料を作成する作業を他社にお願いしにいっただけなのに、

その場で何故か

「このままじゃぁ間に合わない!アナタも一緒に手伝って!」と言われ、

ワケもわからぬままそこから三日間缶詰に。

その事務所でほぼ軟禁状態で眠れず風呂にも入れずヨレヨレになりながらも、

なんとかみんなで成果品を仕上げました。

最後まで「何故ワタシはここにいるの???」と思いながら。

「そもそもワタシ達にはできないことだったからここに来たのに」とぼやきながら。

お蔭でその後は年賀状からプレゼン資料から何から、

全てイラレで作ることに楽しみを見出しつつこれまで仕事にも使っています。

ワタシは諸々の説明書やマニュアルを読むのが大嫌い。

なのでどのソフトもワケもわからずいじくりまわしていくうちに、

こんなこともできるんだ、あんなこともできるんだ。こうしたらああなるかな・・・?

の繰り返しで今に至っています。

この思い切り効率の悪い物事の習得方法は、

ワタシの人生全てにおいて共通する部分デス。



建築やインテリア関連のそれぞれの資格に関しては、

取ったからといってこれまで仕事に直接役立ったことは何ひとつありません。

それが無きゃ設計事務所としての業務もこなせないので、

独立している今となっては必要なものではありますが。

なのでそんなものの為に学費を払って勉強するなんざぁワタシ的には言語道断。

そんなことの為に払う金があったら、合格した後に海外でまた放浪してやる!

ってなもんで、参考書を使って独学で取れるところまでは全て取得しました。

もちろん合格後にはお得意の「自分へのご褒美」として数週間の旅をプレゼント。

これに関しては切羽詰った状況ではありませんでしたが、

目の前にぶら下がったニンジン目当てにモチベーションもあがりました。



語学に関して言えば、ワタシは英語が特にニガテでした。

なんとなくあの耳障りが好きになれず、

音楽も英語ものは今もあまり好んで聴きません。

デモ、フランスに一人旅に行きたい!と思った時に一念発起。

旅の前の半年間、NHKラジオフランス語講座をカセットテープに毎日録音。

一日分を最低4回ずつ繰り返して聞き続け、

三ヶ月後には復習として前のものを更に2回ずつ、一日のノルマとして追加。

半年後にはそれなりに簡単なやりとりなら理解できるようになりました。

不思議なものでフランス語を聞き続ける習慣を続けていたら、

何故か当時は英語も聞き取りやすくなり、

映画の字幕なしでも理解できる程度になっていました。

今はもうその力も時間が経って随分衰えていますが(というか無きに等しい?)、

その経験から、耳からの学習の威力は肌で実感しています。

それから何度もフランスやフランス語圏には放浪しに行っていますが、

暮らす・働くまではいかずとも、

現地で友達を作ってコミュニケーションをとることには困りません。

語学力というよりは、肝っ玉で乗り切ってる感も否めませんが…

そうしてフランス語を過去に独学で少しでもやっていたお陰で、

それから数年後にイタリアを放浪した時、

現地で言葉を覚えるのが非常にスムーズでした。

発音等はかなり異なりますが、

同じラテン語発祥の言語なので共通項が多いのです。

恥ずかしながら、Ciao!とGrazie!しか知らないで旅立ってしまった愚かなワタシ。

ここでもぶっつけ本番!です。

旅先で出会う人たちが増えていくうちに、もっと色々彼らと話をしたくなり、

現地で小さな辞書を購入。

さすがイタリアで買う辞書!

字がでかくて単語数が少ない!


デモ、最初に覚えるべき単語は大体載っているのでそれでもOK。十分です。

その中で、まず動詞の原型をさらっと覚え、

io(私)・tu(あなた)・noi(私達)の活用をくっつけてとりあえずしゃべりまくります。

この際まだ覚えたてのイタリア語なので誰彼構わず「タメ口」です。

大事なのは間違ってもいいからとにかく話すこと。

間違っていたら、相手が優しく(時には厳しく)正してくれます。

さすがにその後しばらく暮らすことになったら、

もっといい辞書を日本で買って勉強もしましたが、勿論ケチなワタシは独学。

当時のモチベーションがこれがまた、一緒に暮らしていた以前のパートナーとの、

「口喧嘩で負けない為!」

何しろ6,7ヶ国語を駆使するヨーロッパ人。

あまりにも口喧嘩にはワタシにとって分が悪い。

なので朝の口論にムカムカして、やりこめられた自分に腹も立って、

相手が仕事に行ってしまった途端、暇にまかせて辞書を引きまくっていました。

「くっそ~!奴が帰ってきたらこう言い返してやる。ああも言ってやる!」

なんともネガティブ発祥のモチベーションですが、それもひとつのやる気のうち。

言い返したい言葉を付箋に書き込んで、

ペタペタとキッチンの吊戸に貼りまくります。

相手が仕事から帰ってきたら、決戦はカンニングペーパーのあるキッチンで。

「あなたの言っていることは『矛盾している』!」

「まるで『女の腐ったの』みたいだ!」

そんな単語がペタペタ張られたダイニングキッチンてどうよ・・・?って感じですが。

今思い返すとついついぷぷぷと笑ってしまいます。

勿論ここから先に進むには、十分な勉強やできることなら通学も必要です。

でも、今のところその必要性もなくなってしまったので、イタリア語はココ止まり。

今後は旅に出た時に、

またフランス語もイタリア語も楽しく使いたいと思っています。

もっともっとポジティブな単語で・・・



とまぁこんな調子であれこれやらかしてきたワタクシ。

その後も更に無謀な挑戦は続きます。

長いのでまた続きは後ほど・・・
さて、休日を楽しみまくったAtelier MASU。

少々遊びすぎがたたって今週は忙しくなりそうデス。

そんな中で、

現場も佳境に入ってきたS邸も今週末にはほぼ内装工事は完了予定。

まだ一部のクロスやクリーニングなどが残っているので

今日の写真はほんのちょびっとだけ。



こんな感じで、



着々とラストスパートに向かってマス。

続きは土曜日に竣工写真の撮影予定なのでその時に。

今回はぐっとシックでオトナなデザインになります。



お楽しみに~。

はい。またまた休日話題のAtelier MASUです。

「一体いつ仕事しとるんじゃ?!」って感じですが、

明日からはまたお仕事モード全開の予定です。



さて、昨夜のお客様たち。

あれんたんのオリジナルお誕生日ケーキを作ってくれた

お菓子職人のtakaさん■■■

ワタシ達の街のお花屋さん、Calenさんご夫妻■■■

お花と、お菓子と、料理と、オイシイ珈琲・・・

そして素敵な人たち。

楽しみ満載の夜の宴となりました。



あれれれ?夜の宴なのに写真が明るい?

そうなのです。

食べるのダイスキな人たちが集まったら、写真なんてきっちり残していられません。

あっという間にみんなのお腹の中へ・・・

なので今朝の我が家の食卓。残り物たちで昨夜の宴を再現してみました。

メインはこちらのカレーです。



最近我が家で密かなブームのサフランライス。

みじん切りのにんにくとサフランパウダー、塩を入れて

炊飯器で炊くだけの簡単メニュー。

カレーだけでなく、ハヤシライスやボルシチやら。

冬のコトコト煮込み料理と相性がいい一品です。

そうしてもう一皿。



早速使われていますよ~。京都で買った器たち!

こちらもじっくりとろとろになるまで煮込んだお肉とキャベツ。

キャベツはほぼ丸ごと1個入っています。

味は塩と、適当に放り込んだ数種類のハーブのみ。



これまた我が家のお気に入りのパン屋さん、

上馬”SHIMA”のパンと相性抜群です。



さて、昨日のメインイベント「デザートの時間!」には、

takaさんの新作ケーキが続々と登場です。

まずは、試行錯誤の上にようやく完成した自信作の一皿。



ブルーチーズのケーキです。

これ、本当に素晴らしい!

前回Calen邸でおもてなしていただいた塩チーズケーキも悶絶しましたが、

こちらのブルーチーズケーキも唸ります。がるるっ!

このお菓子の為に昨夜はちょっと辛口の白ワインを用意しておりましたが、

ワインとの相性も抜群。

Calenさんがお土産に持ってきてくださった、

お気に入りの珈琲豆で入れた珈琲ともぴったりです。

あぁあ~。シアワセ・・・

そしてもう一つのケーキがこちら。



チョコレートのムースの中に、パッションフルーツのムースが挟まれて、

更に下の方にはシャキシャキのクランチが入っている3層の切り口が美しい一品。

こちらも、一口食べて驚きます。

チョコレートなのに甘酸っぱい。初めて味わう美味しさの驚きです。

そこにシャキッとくるクランチの歯ざわりが絶妙でぐっときちゃう。

「もうっもうっ!絶対一度食べてみて!」と皆に言いたくなるお菓子です。

そしてこちら。



昨日届いた爽彩花の作者ringringのオーガニックカーネーションを使用した、

カーネーションのジュレです■■■

こちらはブランマンジェのソースとしてとろっとかけていただきました。

残念ながら、ブランマンジェはもう残っておりません。

あっという間に消えました。あまりに美味しくて。

カーネーションがこんなに美しいジュレになるなんて本当にびっくり。

そしてシャキッシャキッ!とする花びらの歯ごたえがなんともいえずにいいんです。

オイシカッタ~!

毎回嬉しい驚きと感動と興奮を運んでくれるtakaさんのお菓子たち。

いつもありがとう。



こうしてオイシイ・タノシイ宴の夜は過ぎていきました。

いっぱい料理して食べて遊んだ後は、



カーネーションのお風呂でプリンセスに。

本物のお花を浮かべて入るお風呂は、気持ちも贅沢になります。

湯上りの肌にもほんのり花の香りが漂っていて更にリッチな気分。

いろんな友人達のおかげで、

本当に豊かな休日を過ごすことができてシアワセなのでした。


休日の朝。

(なんだかこの頃しょっちゅう休日のようですが・・・)

香り高いお花が我が家に届けられました。



長野でオーガニックカーネーションを栽培しているringring■■■から。

至福のバスタイムを送ることができる豊かな香りのカーネーション、

爽彩花(So-Sai-Ka)といいます。



箱を開けた途端に広がるちょっとスパイシーな花の香り。

こんなにカーネーションが香りを発するなんて、本当に驚きです。

実はこれ、袋の中のお花を浴槽に浮かべてアロマバスを満喫するという、

とっても贅沢な生花の一品。

今年の収穫分から始まったそうですが、今回いよいよ初体験デス。

オーガニックで栽培されたからこその豊かな香り、安全性。

寒くなったカラダをぽっかぽっかとあたためながら、

子供と一緒にちょっと(いや、かな~り)リッチなバスタイムを過ごします。



でも、でも、

すぐに使ってしまうにはあまりにももったいないので、

お花そのものの美しさと香りをまずは満喫。



丁度本日お客様がみえるので、

皆で一緒にこのお花をゆっくりと楽しみ、味わいたいと思います。



至福のバスタイムは明日までおあづけ。

本当なら、お花が浮かんだバスタイムを満喫する、

ワタシの裸体のサービスショットでもあればよいのですが。

非常に残念なことに、

このブログの性質上ちょっとそぐわなそうなので今回はカットです。

お風呂での感想はまたあらためて・・・

楽しみだなぁ。
昨日、京都で見初めたうつわたちが、はるばる我が家に到着いたしました。

立派な桐の箱と一緒にキレイに箱詰めされていて、また更にトキメキます。



嗚呼。ワタシも遂にこの道に足を踏み入れてしまったのかしらん。

いそいそと、おそるおそる、箱を開けて中を確かめます。

そしてため息。

「やっぱり、いぃい~!」



藍染の器は、柄も色味もどこをとってもワタシ好み。

沢山ありそうでいて、

実はこの藍染めって、意外とどこか一つが気に入らなかったり、

色が微妙にくすんでいたり明るすぎたりするのです。

ところがこの一枚は全てにおいてすぅっと入ってくる魅力がある。

まさしく「いい案配」なんですね。

盛り付ける料理も洋食・和食、いずれであっても使えそうです。



ディテールも綺麗ですね。

一目見て吸い寄せられるように惚れこんで買ってしまった一枚ですが、

これからずっとずっと、大切に使っていきたいです。



そうしてもう一枚。

こちらも発色が清水焼らしい見事なものです。



大きさも丁度よく、幅広い用途に使用できそうです。

モダンな色の組み合わせもとてもワタシ好み。

華奢なお皿の縁廻りをひと巻きしてある細工。



「これが『京都』の仕事どすぇ」

なぁんて言われてしまいましたら、

んもうっもうっ。

それだけで心臓むんずっ!と鷲掴みどすえ。

お皿の裏にも心憎い色使い。



ここに紫を持ってきてくれるんですもの。

こちらのお店の作者さんのセンスの良さがうかがえます。



こうして、我が家にまた新しい仲間たちが増えました。

そうして、ワタシにまた新しい首絞め趣味も増えました。

一体どうなってしまうんだろう~??? あわわわわ・・・












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プロフィール
HN:
masu
年齢:
55
性別:
女性
誕生日:
1969/09/27
職業:
一級建築士
趣味:
しばらくおあづけ状態ですが、スケッチブック片手にふらふらする一人旅
自己紹介:
世田谷で、夫婦二人の一級建築士事務所をやっています。新築マンションからデザインリフォーム等をはじめ、様々な用途の建築物の設計に携わっています。基本呑気な夫婦で更新ペースもぬるーく、更新内容も仕事に限らずゆるーく、でもていねいに、綴っています。
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