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ノイファイミリーの日常、息子の成長など・・・
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さて、しばらく間が開きましたが、

アトリエMASUをサンプルとして、

中古マンションの購入からリフォームして生活するまでを、

少しずつご紹介していきたいと思います。



前述しましたとおり、■■■

実際に物件を見に行く前に、

既にリフォーム案の図面を描いてしまっていたワタクシですが。

そこまでやるのもこんな図面を見た上でのことでした。



ご覧の通り、物件は東南向きの角部屋住戸。

西側の壁にも、開口部が各室についています。

そして地図で見ると、丁度この西側の窓の先に公園がありまして、

この窓から公園の緑を眺められるというロケーションでした。

また、昔ながらのベーシックな間取りでしたが、

内部の壁は全て撤去が可能な間仕切り壁。

柱と梁のラーメン構造という構造でコンクリートの躯体をもたせているので、

内部は自由に動かすことができます。

そんなワケで、「こりゃいいかも・・・!」と期待に胸を膨らませつつ、

現地を見に行ったのでした。



既存の現場は下記の通り、写真を撮って残してあります。





①玄関入って廊下~リビング~バルコニー方向をみるとこんな感じ。



長い廊下に沿って、細切れの部屋が続いています。



②LDK側から見返すとこんな感じ。



左側の個室たちが妙に圧迫感があります。



③LDからバルコニーを見ると。



真ん中に妊婦姿のワタクシが・・・(なつかしぃいっ!)

家具を置いたらあっというまにキツキツの空間になってしまいそうな

ゆとりのない間取りです。



④キッチン



以前住んでいた方が年輩の方で、古いながらもとてもキレイにお使いでした。

引越しにあたっては丁寧に掃除もしていってくださったのですが、

これも全て新しく交換です。



⑤リビングに隣接した和室



西日が差し込むので障子が入っていました。

でも、せっかくの眺望を活かせないのでこの障子も撤去して、

型ガラスをクリアガラスに交換して、

積極的に外部の景色を部屋内に取り込む予定です。



⑥プラントボックスもついたバルコニー



比較的奥行きもあります。

現在のマンションに比べたら、奥行きは狭いかもしれませんが、

それでも椅子の一つや二つ置いて植栽もおけるくらいのスペースです。

日本では洗濯物を干すスペースとしても活用せざるを得ないバルコニー。

できる限り広さがあるのは理想です。



⑦洗面台



水周りはかなり無駄なスペース活用になっていて、

広さの割りにはごちゃごちゃして使い勝手がよくありませんでした。

ここら辺も整理して、機能性もアップしていきます。



⑧トイレ

 

狭くて窮屈なトイレ。

お客様が来た時に、軽いお化粧直しもできるくらいのスペースに、

生まれ変わらせます。



⑨お風呂



小さなサイズのユニットバスを無理クリ押し込めていました。

サイズアップして、ゆとりのバスタイムを過ごせるように変えていきます。



とまぁ、こんな感じの既存の姿でした。

一般の方々ですと、ここから一体どんなスペースに生まれ変っていくのか。

その想像が付かない為に、既にリフォームをされたものを見て購入されるのが、

日本の今の主な現状です。

でも、それで業者にリフォームされて、しょぼい既製品を入れられて、

あっという間に不動産価格が数百万も上乗せされて販売されている物件を、

ワタシもいくつも見てきました。

その度に、予算に合わなくなった物件をしぶしぶ諦めることも多々ありました。

買うときの見た目は悪いですが、余計な手を加えられていない分だけ、

少しでも不動産価格自体を押えられれば、

その分自分たちの好きなようにリフォームする予算に回すことが出来ます。

不動産価格の100万と、リフォームの100万は、大きさが違います。

リフォームで100万予算が膨らめば、

その分すごく色んな可能性が広がっていきます。



今回の我が家の購入からリフォーム工事の経緯をご紹介しながら、

ポイントを押えて吟味した物件を買えば、そこから先はアイディア次第で、

こんなにも古いマンションの一室が変貌を遂げられる・・・ということを、

少しずつご紹介していけたらと思います。




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私たち夫婦は、

とにかく新興住宅地がニガテです。

道路の幅も広く、ぴっちりぴちぴちシャキーン!と整備された、

まっすぐの区画が広がる地域では、

おそらく息が詰まって気がおかしくなりそうなのです。

なので、「人の手が入りましたよっ!」っていう再開発地区とか、

所謂都心で次々に話題となるスポット等には、

こんな商売やっていながら、

仕事以外で殆ど好んで足を踏み入れません。

なんか、キモチワルクなります。

どこ行ったって一緒かよ!って気分になります。

画一化された箱に収められて、何が楽しいの?!とも思います。

それよりも、

長い年月を経て、おのずと人が集まりだして、

自然発生的に集落になっていったような街にばかり、

そそられます。

東京ではなかなか数百年という年月は難しいですが、

少なくとも戦後から人が集まって数十年という月日がたち、

既に成熟している街に魅力を感じます。

つくりこまれてるって、やりすぎると、

逆にすごく下品に感じられるのです。

こうやってつくってやったぜ!ってのがミエミエなのも。

媚売ってるみたいなつくりこみ方も。

だったらよっぽど、てんでんバラバラ好き勝手して、

雑多なアジアなムンムンした感じの方が、

もっとずっと人間くさくて自然な気がします。

だって実際亜細亜じゃん!って、思っちゃいます。




この思考のルーツは、

ワタシの場合、過去の旅からも伺えます。

以前ワタシは30歳を目前に控えて、

なにかデッカイことをしてやりたい!と思い、

何故か、自転車を担いで単身イタリアに渡りました。

ローマをスタートして、イタリアとフランスとの国境を越え、

南仏ニースをゴールに設定して、

途中の山岳地帯で若干汽車をつかったものの、

約700kmの道程を、自転車で走破しました。

日本で言えば、東京~広島くらいの距離でしょうか。

その旅の中でワタシはことごとく

イタリアで有名な大美術館には足を踏み入れませんでした。

比較的大きな街にも、あまり長居はしませんでした。

それよりも、ローマからフィレンツェに向かう途中の、

小さな数百もある断崖絶壁の上に聳え立つ鷲の巣村のような街を訪れ、

城壁に囲まれたその街の中の更に小さなアトリエや土産物屋を散策しながら、

店主といろんな話しをしながら、

名もない作家たちの作品たちを眺めていました。

くねくね曲がった道を潜り抜けて、

殆ど迷子になりながら、

時々思わぬサプライズに遭遇したり発見したり。

そんな散策を、本当に心から楽しんでいました。



別に意図してそうしていたわけでもなく。

目的を特に定めていない旅だったので、

ただ、気の向くまま、足の向くまま。

自分が気持ちがいいと思うところに向かい、

自分が居心地がいいと思うところにとどまっていた。

それだけのことなのですが。

でも敢えて、その行動にロジックを当てはめるとすれば、

建築でよく使われる「ヒューマンスケール」という言葉が、

一番合致するかと思います。

要するに、人間としての自分のスケール感に、

あまり大きな街はしっくりこなかったのです。

一日で全て歩き回れてしまうような、

そんな小さな名もない街を、じっくりとゆっくりと散策する方が、

スケール的に自分の肌にあっていたのだと思います。

移動手段を自転車にしたことも、同じような理由です。

(まぁ、運転免許がないワタシが運転できる乗り物が自転車しかないってことも、

大きな理由ではありますが・・・)



それと同じ事を、自分たちが暮らす街選びでも貫きました。

かっこいいからとか、ちょっといいとこで暮らしてるみたいだからってのも、

正直はあったりもします。

でも、それよりも何よりも、

歩いて。自転車で散策して。

ちょっとした路地裏に思わぬ発見があったり秘密の名店を見つけたり。

この角を曲がったら、何があるんだろう・・・?

そんな旅の楽しさみたいなものを味わえる街で暮らせることが、

一番のポイントでした。

色々と試行錯誤の上、

ワタシは日本で、この東京で、暮らしていくことを決意したので。

せめて暮らす街くらい、これからもずっとワクワクするような旅気分を味わいたい。

そんな理由で、

わたしたちはこの街を、

選びました。
現在のアトリエ兼自宅であるこの住戸。

見つけたのが昨年(2006年)の5月半ば頃でした。

それより1年以上も前から物件探しはしていたのですが、

先に契約されてしまったり、ローンがうまくいかなかったりで、

なかなか実現には至りませんでした。



私たちはこの世田谷三軒茶屋~駒沢界隈限定で、

中古のマンションを約3000万円前後で購入の上、

約1000万円程度の総リフォームをして暮らすということで、

ずっと物件を探し続けていました。

物件探しの条件としては、

■ 駅からは絶対徒歩10分以内。

  事務所としての機能を果たす以上は、

  アクセスの良さも重要ポイントです。

■ 広さは3人家族設定で55㎡以上。60㎡台が理想。

■ 最高でも5階建てくらいまでの小規模~中規模マンション。
 
  世田谷区という場所柄、あまり高層マンションはありませんが、

  地面から遠いと、なんだか生きた心地がしないのです。

■ いっても築30年。

■ プラン変更しやすいラーメン構造。角部屋住戸。

■  閉鎖的な立地でないこと。(窓の前がすぐ壁!とかでないこと)

とまぁ、こんな感じで絞りこんで探していました。



目ぼしい物件をネットや不動産やさんからのFAXで見つけては、

まずgoogle mapの航空写真で立地を確認。

図面上の方位と階数から視界が抜けそうか否か、

緑が見えそうな敷地かなどなど、

地図と航空写真で推測できる限りのことを推測して、

これは買いか、そうでないかを判断します。

そしてよさそうな立地条件だった場合は、

即座に広告の間取り図と面積を照らし合わせて

経験値からおおよその寸法を推測しながら既存図を作成。

その上にリフォーム案をつくります。

ここに辿り着くまでに、先日過去のデータを調べてみたら、

ざっとではありますが7件分のリフォーム案をつくっていました。ワタクシ。

夫に言わせると、

「なんか会話もなく黙々とコソコソ作業をしているな~と思ったら、

 やっぱりまた我が家のリフォーム案をつくってた・・・」

とまぁ、そんなことが幾度となく繰り返されていたそうです。

別に、二人(当時はまだあれんたん出産前)で暮らす家なので、

コソコソする必要もないのですが。

何分「紺屋の白袴」とはよく言ったもんで、

我々の職業、自分ちなんかに散々時間かけて設計してたら、

その分ぜんぜん儲かんないワケです。

だけどお客さんの言い分なんて聞かなくていい我が家の設計。

自分の好きなものをお金が許す限り好きなだけ盛り込めるとくりゃ、

めっちゃくちゃ楽しいワケです。

やらなきゃいけない仕事もそっちのけ・・・

とはいきませんが、気持ち的にはそっちのけ・・・にしたいっ!くらい。



そんなわけで、今の物件が見つかった時も、

予定日(2006年5月28日)が間近に迫っているにも関わらず、

わずか3日間でプランは完成。

(その集中力を仕事で使ってくれ・・・と夫は思っているはず・・・)

しかも、現場を不動産やさんと実際見にいく前にです。

現地に行く際には既に出来上がったプランの図面を持参して、

その日のうちに購入決定!

産休のない自営業。

こうなったら、

産前産後の90日間支給される土健保の出産一時金で食いつないで、

その間に全て片付けちまおうっ!

そして9月からは新居・新事務所で、仕事も復活だ~!!

とまぁ、あれんたん誕生をまたいで、

我が家の購入・設計・現場管理・竣工・

そしてお引越・・・へと、アトリエMASUは突っ走ることとなったのでした。




東京でもようやく、セミの鳴き声が聞こえてきました。

そんな中でちっちゃな森のプール。

本日も開店です。



どう見ても、

海の家の客引きオヤジです。

残念ながら、周りにビキニのカワイイねぇちゃんはいませんが。



それでもとりあえず、ゴキゲン。



今日は準備万端。

水遊びパンツも用意しました。

なかなかの優れもの。

最近のオムツの吸水力って、ホントにすごいです。

しかもぜんっぜん逆漏れしない。

なので普通のオムツで水遊びをすると、

オムツをしたケツがおそろしいくらいに水で膨れ上がります。

でも、この水遊び用パンツなら全然大丈夫。

よく考えられてますね~。






森のプールのブルーベリーも、

色づき始めました!

もうすぐ食べられるかな?






曇り空でも気温が高く、じめじめしていたので、

今日も楽しく遊べました。






プールの後の麦茶が、

うまいんだなぁ~。これが。

生後3ヶ月頃から世話になっている

あれんたんの一人ミルク飲み椅子。

随分くたびれてきました。



そして今日も食欲モリモリ!



食べて・飲んで・・・

沢山昼寝してくれ~!!!

(お仕事が山程残ってるママの大作戦は成功か?)







先日、出産前に基本設計をお手伝いさせてもらった小規模マンションが

ようやく竣工したので見てきました。

この物件、総合設計担当がワタクシの夫。

そこから外注事務所として依頼を受けて、

基本設計に携わりました。

本当なら、その後の実施設計まではお手伝いの予定でいたのですが、

お施主さんのローンの都合などでスケジュールがずれこんで、

みるみる間にワタシの腹もぼっこり膨らみ、

とうとう臨月に入ってしまったので、

その後は夫とインフィル設計担当のスタッフ達皆でまとめあげて、

いよいよ竣工を迎えることとなりました。



オーナーさんは年輩のご両親と40代の息子さん。

建物構成としては、色々と思考錯誤の上、

ご両親のお家が1フロア。

息子さんのお家が1フロア。

賃貸部分が2フロア(各フロア2室ずつ)となりました。



最初に役所調査や現場調査をした時の写真がこちら。



かなり年季の入った建物でした。

玄関も勝手口も、通りに面していて、

表にでたらすぐに「こんにちは!」って感じです。

最近のマンションでは、プライバシー重視とか、防犯重視とかで、

こういったアクセスの仕方は殆どしなくなっていましたが、

この既存の状況を見て、基本的なイメージとして、

「京都の町屋」みたいなエッセンスを盛り込みたい!

というアイディアがすぐにかたまりました。

ワタシは縁の下でもりもりプランを描いたり立面を描いたりしてたので、

直接お施主さんと打合せする機会がなかったのですが、

お施主さん達自身も玄関でたらすぐ道路・・・

というシチュエーションにはすっかり慣れていたので、

全く違和感も感じられずに受け入れられたそうです。

もう一つ、ワタシがお施主さんを想像しながらプランを考える時に、

心に留めていた写真がこちら。



決して今風のセンスではないですが、

丹精込めて、いろんな植木を手入れして育ててました。

そばで見ると、毎日のように手入れをされているのがよくわかりました。



寄せ植えされたりして、緑もあおあおしています。

きっとオーナーのお父さんお母さんは、すごく愛情込めてこの植木たちを、

育てているんだろうなってことが伝わってきました。

そこから、建物周囲にこんな風に植木が置けたり、

道行く近所の人となんとなくつながりが感じられたりするような、

古き良き時代の日本の街角に馴染むようなプランにできたらいいなぁと思いつつ、

図面を描いていました。



ワタシ自身が直接受けるお仕事とは違って、

間に色んな人たちを介したこういった下請けのお仕事の仕方でも、

その先にいるお客様に対する想像力を働かせて設計を進めていくことは、

大切なことでもあり、何より楽しいことです。



たのしく、はたらく。

これ、アトリエMASUの基本デス。



さて、そんな裏方のぶつぶつのつぶやきも汲み取ってくれたのか、

出来上がった建物は、こんな風に仕上りました。



基本設計の後、本当に実際に建物を建てるために、

図面の縮尺を更にフォーカスして、

細かい部分を実施設計で詰めていき、

更に現場で実物と格闘しながらいろんなことを検討していきます。

実際建築はそこが大変な部分なので、

今回ワタシはほんとにさわりの部分だけお手伝いしただけなのですが、

出来上がりはやっぱり、ウレシイもんです。

エントランス周りや町屋風の格子も、キレイに仕上っていました。



窓の格子の下周辺は、砂利敷きになっています。

鉢植えになってしまいますが、ここのスペースを活用して、

また父さん・お母さんたちが

様々な植木を育てていってくれたらいいなと思います。



オーナーさん住戸の内部は、

別のプランナーさんが入ってまとめてくれていましたが、

通りに面した格子と繊細なデザインの内部の障子が織り交ざって、

見事な陰影をかもし出していました。



2,3階部分の賃貸部分は、全て天然素材を使用しています。

漆喰の壁。無垢のフローリングや建具。などなど。





最初にオーナー住戸を見た後に、この部屋に入りましたが、

感じる空気感が全然違いました。

予算の関係上、オーナー宅も当初は珪藻土などを使用する予定でしたが、

実際は珪藻土クロスや普通のビニルクロスを使用していました。

そうすると、どうしても竣工直後なのでまだ接着剤等の臭いが抜けきれておらず、

長い時間滞在してると少しクラクラしてきます。

でもこの賃貸部分は全て天然素材なので、

(というか、今回それを『ウリ』にした賃貸物件をつくったので)

本当に呼吸が楽で、気分がすごくいいです。

空気の味が違うってことを、肌で感じられます。

プラン自体はシンプルなものですが、

素材の違いの大きさを、実感できる物件になりました。



あれんたん出産直前まで、モリモリわしわし仕事をして、

その後もそのまま突っ走ってるワタクシですが、

こうやって一つ一つカタチになって出来上がってきたものを見ると、

ブランクをあけずに仕事してきて、

しんどいけど、

なんかよかったな と、思いました。



オットも頑張った!(何しろ実践部隊だし)

インフィル設計担当の皆様も、おつかれさまでした!

先日アップした友人のスペインタイルアートの個展。

昨日再度ゆっくりと足を運んできました。

それでもって、

買っちゃった!



その名も、

「らいおん」

作者曰く、

雌ライオンをモチーフにしたつもりが、

出来上がりを見た子供たちから、

「これって顔はライオンでも、

 カラダはシマシマだからトラぢゃんっ!」

と、つっこまれたとか。

言われるまで全く気付かなかった作者ですが。

このなんとも言えない愛嬌ある顔が可愛かったので、

我が家に連れて帰ることに致しました。



ご来訪いただいたことのある方々はご存知かと思いますが、

我が家のオープンキッチン正面部分には、でっかい黄緑色の壁があります。

後からじっくり気に入ったものを見つけて、

いずれ何か飾っていこうと思っていました。

そこにぴったり納まりました。



手作りタイルの粗野な風合いや、

様々な釉薬でかもし出される明るく楽しい色と素材感。

ちょっと古ぼけた額も味わい深く。

そして何より、やっぱりこのトボケタ感じのらいおんが、

我が家の雰囲気にぴったりはまりました。

これから我が家の仲間として、

クッキングタイムも楽しませてもらおうと思います。



それにしても、このタイルアート。

釉だけでなく、粘土をくっつけたり穴を開けたり模様を型押ししたり。

いろんな工夫で色んな作品が仕上ります。

自分でつくり出したら、時間の経つのも忘れてしまいそう。

あれんたんがもすこし大きくなったら、

一緒にやってみたいことの一つです。

はやくおおきくなぁれっ!

■■■



先週末、

友人の個展を見に行ってきました。

■■■

■■■

過去に一度彼女のレッスンを受けて、

スペインタイルの絵付けをやったことのあったワタシですが。

それ以来。久々の再会でもありました。



今回は更に時間も経って、当時から更に進化した、

彼女のオリジナルの世界が沢山展示されていました。

スペインタイルと聞くと、

テラコッタの床に青や黄色や緑などなど、

色鮮やかな花柄模様がぐるぐるりんってのを想像しがちですが、

今回の作品は全然違って、

素朴な土のベースの上に、

ガラスやガラス風の透明感ある色が乗せられた、

なんともいえない愛嬌ある絵柄たちの作品が並んでいました。

イスラム模様のタイルパターンも、

同じようなガラス風の着色がされていて、とてもキレイでした。

多分同じ色でも素材感が違うと

また全然違った印象のものになるんだろうな。

建築の素材として、タイルはワタシもダイスキな素材なので、

隙を見ては好みのタイルをこそこそ盛り込んでいるのですが・・・

そういうタイルたちとはまた違った作品としての面白さがあって、

本当に楽しめました。

色使いも、興味深かったです。



あれんたん同伴だったので、

あまりゆっくり見られなかったのですが、

今週末の土曜日まで開催中です。

お時間ある方、タイルお好きな方、

ご覧になってみてください。



あれんたんも、

2度目の夏を迎えます。

我が家に森がやってきた日あたりで、

■■■

やっと立ったと思ったら、

今やそこいらじゅうを恐ろしいスピードで、

駆け回っています。

以前からハイハイも超っ早だったオトコですが、

二足歩行のスピードも、ただもんじゃありません。

親の年齢考えて欲しいです。



さて、そんなあれんたん。

先日おばあちゃんから素敵な贈り物をもらいました。



ワタシの弟が1歳頃着ていた浴衣です。

ワタシと弟のおばあちゃん。

今は亡き、あれんたんのひいおばあちゃんが、

つくってくれた浴衣です。

大事にとってあったので、キレイに洗濯して持ってきてくれました。

ちょっと大きいですが、

今年の夏はこれを着て、お祭りに行こうと思います。



しかしながら、

なんでこんなに貫禄あるっつぅか、

演歌歌手みたいなんだ。

1歳に、なったばかりだろうが・・・



そしてもうひとつ。

ようやく我が家にちびプールがやってきました。

あれんたんよりはしゃいでるパパは、

曇り空だろうが、気温が高くなかろうが、水もちょっと冷たかろうが、

知ったこっちゃない様子。

早速ふくらまして、入れてみました。



おぅおぅ。遊んでる。



ゴキゲンのご様子。



水しぶきあげてるあげてる!



やっぱデジ一、こんなスナップも腕関係なく良く撮れるもんだ~。

と、ママは関係ないところで関心。



そんなワケで、

明日から風邪ひいて保育園を休まないでいいことを祈りつつ。

あれんたんの夏の一日も楽しく過ぎていきました。





日曜日の午後。

久々に、気心知れた仕事仲間で集まって、

燻製パーチーなるものを開催いたしました。



仕込みに約一週間。

塩やハーブで漬け込んだ肉を流水で2~3時間塩ぬきし、

更に紐で日影に吊るして風乾して数時間。

そして燻製すること7~8時間。



手間ヒマかかりましたが、

いんや~!!それなりの価値あり。

んまかった~♪♪♪



今回はベーコン用の豚バラ肉と鶏モモ肉。



更に卵とホタテもプチ燻製に。

写真ないですが、これまたいけます。酒もすすむ!

急遽購入したバーべキューセットで野菜もグリル。



バーニャカウダ風のにんにくとアンチョビソースでいただきました!

肉だけじゃなく、野菜ももりもり。



この他ラザニアなんぞもつくりまして、

飲んで食っての休日。



やっぱし、

おうちが いちばん!
さて、前回お伝えした我がマンションの共用部。

エントランス・エレベーターホールの改修工事も、

無事完了いたしました。

このところ東京は天気が梅雨曇。

なので暗くて写真もいまひとつなのですが、

ご紹介させていただきます。



まずはエレベーターホール入口から。



メールコーナーからオートロックの自動ドアをまたいで、

エレベーター前面までタイルのパターンを敷きこみました。

ここは主にマンション住人の方々専用入口。

自宅に戻ってくる人たちを迎え入れる動線を、

タイルのパターンで誘導しています。



次にメインエントランス入口。



昼間は管理人さんが常駐しておられるので、

来客の方々は通りに面したこちらのエントランスを利用します。

管理人室の前のカウンターまで、

訪れた人を誘導するパターンタイルが貼られました。

そしてその横にはエントランスラウンジ。



ここで、ちょっとしたお客様の応対や、

事務所をやっている私どもなんかは、軽い打合せができるようになってます。

既存のこの家具は、そのまま使用する予定でしたので、

この古っちぃ家具が浮きすぎないようなタイルを選びました。



だからといって、せっかく改修工事をするので、

少しこれまでよりは明るく。



そして外部から来る人たちの汚れも目立たず。

あたたかく迎え入れてくれるようなテイストのものを選んでいます。

1枚ずつのタイルの色サンプルを見たときは、

結構濃い色で、暗く感じるかと思ったのですが、

貼ってみると広さがあるので、

想像以上に以前より明るく感じられるようになりました。

サンプルと仕上がり後のギャップは、経験値で埋めていく以外にないのですが、

今のところどの物件も、いい方に転んでいってくれているのでよかったです。

それにしても、小さな色見本から出来上がりを想像して指示を出すのは、

やっぱり何度やっても出来上がりを見るまで緊張します。



さてさて、タイルのパターンはこんな感じ。



同じ種類のものを2色使いにして。

更に150□・300□・450□。

そしてH60mmのボーダータイルを組み合わせ、

絨毯の柄のようにパターンをつくって埋めこみました。



このH60mmのボーダータイルは、小さなタイルが5枚セットになっており、

真ん中の1枚に柄が掘り込まれています。

これがかわいくて選んだのですが、

このサイズがかなり曲者で、タイル貼り職人さんをかなり悩ませておりました。

ワタシも自分で図面かいて割付してて悩んだんですけどね。

どうにも上手く割り切れない。

なので、大きい300□のタイルを目立たないように位置を選んでカットして、

一番端の目地が揃うように調整してあります。

職人さんたち。

またまたご苦労様でした。



こんな感じで、

我が家の住戸内のみならず、共用部まで、

Atelier MASU スタイルのマンションにしちゃいました。

古~いマンションですが、

なんだか感じよくなって、気分がいいです。
安暖亭がひと段落のatelier MASU.

楽しかった余韻に浸る間もなく、

ビシバシお仕事しておりました。

そんな合間をぬって、

ちょっと楽しいデザインのお手伝い。

いくつかやっちょりました。



一番身近なところで。

我がマンション共用エントランスの改修工事。

床タイルを貼りかえるので、そのタイルの選択と、

パターン貼りのデザインを考えました。

現在、着々と工事中デス。



実はこちらのマンション。

築30年越えの、超オンボロ・・・ぢゃなくて、古~いマンションです。

既存のエレベーターホールはこんな感じ。



キライじゃないんですけどね。

こういうレトロ感。

結構シブかったです。

そしてメインエントランスも。



工事前に写真撮りゃよかったんですが・・・

何しろ合間を縫ってのお手伝いなもんで。

かなり濃いめの古いタイルが貼られていて、

ちょっと暗い感じではありました。

ようやくタイルも貼り終えて、

明日、目地詰めして完了デス。

果たして、どんな風に変ったでしょうか・・・



というワケで、

完成写真をお楽しみに・・・
ひょんなことから、

ある日我家に「森」がやってきました。

モミジとトネリコ、コデマリ・・・などなどが、

強風にあおられてサミシイ姿だったベランダに。



突如、現れた「森」!



更にでっかいトネリコ2号・ぎぼうし・オリーブ

そしてブルーベリー!



ラズベリーやつる草。

あれんたん用プチトマトまで。



ご満悦のご様子です。



それでは、喜びをカラダで表現してもらいましょう。









そんなワケで、

更に更に、

快適になった我家・アトリエMASU デシタ。





いつかこのトネリコよりも、

おっきくなるのかねぇ~。
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masu
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55
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女性
誕生日:
1969/09/27
職業:
一級建築士
趣味:
しばらくおあづけ状態ですが、スケッチブック片手にふらふらする一人旅
自己紹介:
世田谷で、夫婦二人の一級建築士事務所をやっています。新築マンションからデザインリフォーム等をはじめ、様々な用途の建築物の設計に携わっています。基本呑気な夫婦で更新ペースもぬるーく、更新内容も仕事に限らずゆるーく、でもていねいに、綴っています。
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