ノイファイミリーの日常、息子の成長など・・・
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夏休みを挟んで、また間が開いてしまいましたが。
アトリエMASUのリフォーム経緯をまたご紹介致します。
前回ご紹介した最終リフォーム案の前には、
実はもっともっと夢膨らんだプランがありました。
家なんて、普通の人ならそうそう何度も買えるものでもないし。
とにかくやってみたいことは全て一度出し切ってみよう!ということで、
色々と盛りだくさんに盛り込んだワケです。
例えばお風呂。
最初の計画案では、こんな感じでした。
(↑画像プレビューでてませんが、クリックしてみてください)
左が夢のバスルーム。右が現実です。
日本では通常マンション等では防水のことを第一に優先して、
ユニットのバスルームを入れることが多いです。
欧米とは違って洗い場で身体を洗う習慣だし、
水はホントに恐ろしいもので、どんなに気を使って施工していても、
ほんのわずかな隙にも侵入していってしまいます。
勿論不可能ではないので、在来工法といって防水工事を十分に行った上で、
自由な形の浴室を造る事はできます。
若しくは一部をユニット化したり、防水パンみたいなものを制作した上に、
好きな仕上げを施したりもできます。
そんなワケでこの時も、在来工法の浴室プランをつくってみました。
仕上げは大理石のモザイクタイル。
浴槽、そして水栓金具や洗面ボウルは、
ちょっと丸みを帯びた柔らかいラインのものを選びました。
一番力を抜いてリラックスする場所だから、
デザイン自体もあまりとんがってないものを使いたいと思ったんですね。
がしかし。
コストは相当にとんがったもんで、
ここは真っ先にへし折られることとなりました。
防水工事を施した上で仕上げをするので、コストが二重・三重に
膨れ上がってしまうんですね。
防水パンみたいなものを制作するとしても、
「制作」となれば工場で型からつくらなくてはならないので、
同じくコストは嵩みます。
ワタシの夢のホテルみたいなバスルームは、一瞬にして消えていったのでした。
そしてフローリング。
最初選んでいたのは幅の広いちょっとラフな感じの輸入物の板材でした。
■■■
ニレの木を使用していて、木目がワイルドに浮き上がっています。
写真で見ただけでもいい感じ。
だけど値段も、かなりいい感じ。
フローリングはほぼ全室に敷かれるものなので、
㎡単価が高ければ当然ながら全体のコストに占める割合が大きくなります。
大きな減額をしなければならない場合、
やっぱり避けては通れない項目になってしまいました。
そんなワケで、ここも泣く泣く削ってコストの安い材を使用することとなりました。
我が家の最初の見積は、
なななんと。
同じ物件がもう一軒買えちゃう?!
ってものに近くなってしまいました。
物件価格の2/3は優に超えていました。
おそらくそれは、例え予算に余裕があっても、
私たちの場合は実行しなかったと思います。
コストバランスを考えると、それはあまり現実的ではないかなと感じたからです。
職業的な見地からと、一消費者からの見方と、
両方を照らし合わせてみてもそう思います。
具体的に言えば、
「都内の利便性のいい土地で、
3000万の中古物件に対して物件価格の1/3である1000万プラスして、
『総額4000万』で自分たちの気に入った間取りと素材だけを使えた家」
って、なんだかすごくお得感もあり、満足度も高い気もしますが。
「都内の利便性のいい土地で、
3000万の中古物件に対して物件価格の2/3である2000万プラスして、
『総額5000万』で自分たちの気に入った間取りと素材だけを使えた家」
だったら、なんだか新築買った方が全然いいような気がしちゃうんです。
勿論今と同じ面積はなかなか難しいですが、
最近の新築マンションは外観も色々気を使ってキレイにつくってるし、
設備だって新しいものが入っているし。
あれだけ騒がれた後なので、構造だって中古よりは安心だろうし。
セキュリティに関しても、今はいろいろ工夫がなされています。
そしてまた、お金をかければかけただけ、
当然いいものはできるけれど、
ある程度の予算の枠がある中で、どこまで自分たちの納得のいく、
気に入った空間がつくれるか ってことに、
挑戦してみたいというのもありました。
妥協を妥協と思わせない仕上がりに。
こんなによくなるなら、時間とエネルギーを使っても、
絶対自分たちの好きなものばかりに囲まれた空間の方がいい!
って思える完成品に近づけるように。
あがってきた見積をチェックしながら、
自分たちのライフスタイルをもう一度入念に見直しながら、
一つずつ、「これは絶対ゆずれない」「これは必要ない」
と振り分けていく作業をして、
最終的にこのプランで決定して進むことになりました。
アトリエMASUのリフォーム経緯をまたご紹介致します。
前回ご紹介した最終リフォーム案の前には、
実はもっともっと夢膨らんだプランがありました。
家なんて、普通の人ならそうそう何度も買えるものでもないし。
とにかくやってみたいことは全て一度出し切ってみよう!ということで、
色々と盛りだくさんに盛り込んだワケです。
例えばお風呂。
最初の計画案では、こんな感じでした。
(↑画像プレビューでてませんが、クリックしてみてください)
左が夢のバスルーム。右が現実です。
日本では通常マンション等では防水のことを第一に優先して、
ユニットのバスルームを入れることが多いです。
欧米とは違って洗い場で身体を洗う習慣だし、
水はホントに恐ろしいもので、どんなに気を使って施工していても、
ほんのわずかな隙にも侵入していってしまいます。
勿論不可能ではないので、在来工法といって防水工事を十分に行った上で、
自由な形の浴室を造る事はできます。
若しくは一部をユニット化したり、防水パンみたいなものを制作した上に、
好きな仕上げを施したりもできます。
そんなワケでこの時も、在来工法の浴室プランをつくってみました。
仕上げは大理石のモザイクタイル。
浴槽、そして水栓金具や洗面ボウルは、
ちょっと丸みを帯びた柔らかいラインのものを選びました。
一番力を抜いてリラックスする場所だから、
デザイン自体もあまりとんがってないものを使いたいと思ったんですね。
がしかし。
コストは相当にとんがったもんで、
ここは真っ先にへし折られることとなりました。
防水工事を施した上で仕上げをするので、コストが二重・三重に
膨れ上がってしまうんですね。
防水パンみたいなものを制作するとしても、
「制作」となれば工場で型からつくらなくてはならないので、
同じくコストは嵩みます。
ワタシの夢のホテルみたいなバスルームは、一瞬にして消えていったのでした。
そしてフローリング。
最初選んでいたのは幅の広いちょっとラフな感じの輸入物の板材でした。
■■■
ニレの木を使用していて、木目がワイルドに浮き上がっています。
写真で見ただけでもいい感じ。
だけど値段も、かなりいい感じ。
フローリングはほぼ全室に敷かれるものなので、
㎡単価が高ければ当然ながら全体のコストに占める割合が大きくなります。
大きな減額をしなければならない場合、
やっぱり避けては通れない項目になってしまいました。
そんなワケで、ここも泣く泣く削ってコストの安い材を使用することとなりました。
我が家の最初の見積は、
なななんと。
同じ物件がもう一軒買えちゃう?!
ってものに近くなってしまいました。
物件価格の2/3は優に超えていました。
おそらくそれは、例え予算に余裕があっても、
私たちの場合は実行しなかったと思います。
コストバランスを考えると、それはあまり現実的ではないかなと感じたからです。
職業的な見地からと、一消費者からの見方と、
両方を照らし合わせてみてもそう思います。
具体的に言えば、
「都内の利便性のいい土地で、
3000万の中古物件に対して物件価格の1/3である1000万プラスして、
『総額4000万』で自分たちの気に入った間取りと素材だけを使えた家」
って、なんだかすごくお得感もあり、満足度も高い気もしますが。
「都内の利便性のいい土地で、
3000万の中古物件に対して物件価格の2/3である2000万プラスして、
『総額5000万』で自分たちの気に入った間取りと素材だけを使えた家」
だったら、なんだか新築買った方が全然いいような気がしちゃうんです。
勿論今と同じ面積はなかなか難しいですが、
最近の新築マンションは外観も色々気を使ってキレイにつくってるし、
設備だって新しいものが入っているし。
あれだけ騒がれた後なので、構造だって中古よりは安心だろうし。
セキュリティに関しても、今はいろいろ工夫がなされています。
そしてまた、お金をかければかけただけ、
当然いいものはできるけれど、
ある程度の予算の枠がある中で、どこまで自分たちの納得のいく、
気に入った空間がつくれるか ってことに、
挑戦してみたいというのもありました。
妥協を妥協と思わせない仕上がりに。
こんなによくなるなら、時間とエネルギーを使っても、
絶対自分たちの好きなものばかりに囲まれた空間の方がいい!
って思える完成品に近づけるように。
あがってきた見積をチェックしながら、
自分たちのライフスタイルをもう一度入念に見直しながら、
一つずつ、「これは絶対ゆずれない」「これは必要ない」
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プロフィール
HN:
masu
年齢:
55
性別:
女性
誕生日:
1969/09/27
職業:
一級建築士
趣味:
しばらくおあづけ状態ですが、スケッチブック片手にふらふらする一人旅
自己紹介:
世田谷で、夫婦二人の一級建築士事務所をやっています。新築マンションからデザインリフォーム等をはじめ、様々な用途の建築物の設計に携わっています。基本呑気な夫婦で更新ペースもぬるーく、更新内容も仕事に限らずゆるーく、でもていねいに、綴っています。
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お問い合わせ、メールはこちらへ masumka19690927@me.com
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